●第三国も含めた形でスマートシティ事業などを進める方向
●両国は朝鮮戦争以来の結びつき
トルコと韓国が第三国における共同プロジェクトの可能性を探っている。8月中旬にトルコを公式訪問した朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長のコメントとして、トルコのアナドル通信が8月28日伝えたところによると、貿易・投資高の増加、防衛産業における提携強化に加え、第三国も含めた形でスマートシティ、再生可能エネルギー、インフラプロジェクトなどを共同で進める方向という。
朴議長は、ムスタファ・シェントプ国会議長のほか、エルドアン大統領とも会談。「実のある話し合いだった」と満足感を示した。トルコとの関係では、朝鮮戦争で韓国側にトルコ兵が派遣され、多くの戦死者を出したことに触れ、「トルコは韓国が唯一『兄弟国』と呼ぶ国」と、その結びつきの深さを強調した。そして、今日の両国関係がこの歴史を基盤に築かれたと話した。
韓国とトルコは1957年に国交を樹立。2012年には戦略的パートナーシップ協定を結び、現在の年間貿易高は約60億米ドルに上る。両国の国会で友好協会が活動し、人的交流も盛んになっている。