●国際展開を進めることで世界的な大手になる狙い
●ドイツでのサービス立ち上げには40社前後が関心を示す
ロシアIT大手のヤンデックスが、2022年にドイツでクラウド事業を立ち上げる計画だ。国際展開を進めることで世界的な大手となることを目指す。初期投資として22年年末までに3,000万米ドルを投資する。
ヤンデックスはすでにドイツで駐在員事務所の開設、従業員訓練に取り組んでいる。投資資金は設備の購入とデータセンターの賃貸に充てるという。
ヤンデックスは2018年にクラウド事業「ヤンデックス・クラウド」をスタート。顧客数は約1万2,400社に上る。ドイツでのサービス立ち上げに40社前後が関心を示したため、今回の投資につながったという。
ヤンデックス・クラウドの売上高は今年、30億ルーブル強(4,200万米ドル)へ3倍化する見通しだ。しかし、ヤンデックスの総売上高に比べると、その1%弱に過ぎない。(1RUB=1.55JPY)