●取引規模は3,200万米ドル、来年末までに納入を完了
●アンマンで運行されるオトカ製バスは計271台に
トルコのバス製造最大手オトカ(Otokar)は5日、ヨルダンで大型受注を獲得したと発表した。首都アンマンの公共交通向けに136台を生産・納入するもので、取引規模は3,200万米ドル(税込)。来年末までに納入を完了する。
受注したのは車長9メートルの「ベクティオ(Vectio)」が100台、同12メートルの「ケント(Kent)」が36台。オトカによると、両モデルとも優れた居住性と高性能を確保しながら運用コストを抑えることに成功した。
今回のアンマンのバス調達案件では、欧州復興開発銀行(EBRD)が資金を融資した。オトカは本来のバス納入のほか、保守業務および運転手の訓練も引き受ける。
同社は過去にもアンマンへバスを供給しており、今回の受注とあわせると、アンマンで運行されるオトカ製バスは271台に増える。
オトカは複合企業コチ・ブループの子会社。バスのほか、軽トラックの製造も手がける。平均して売上高の8%を研究開発に投じているという。