ロシアのズベル、ベルリンに西欧初のR&D拠点を設置

●来年第1四半期に運営を開始し、「最先端技術の地平を開く」

●ズベルの関連企業が進めるAIプロジェクトの数は1,000以上

ロシアの金融・テクノロジー大手ズベルが、西欧における初の研究開発(R&D)拠点をベルリンに開設する。来年第1四半期に運営を開始する見通し。「機械学習(ML)など最先端技術の地平を開く」ため、高度な能力を持つIT開発者・専門家を集める方針だ。

今年初め、ズベルはロシアで人工知能(AI)研究所AIRIを設置した。同社によるとAI研究者40人強が13チームに分かれ、世界のITコミュニティ、学術・産業提携先と協力して開発に取り組んでいるという。ヘルマン・グレフ社長が昨年明らかにしたところでは、ズベルのエコシステムで活動する企業が進めるAIプロジェクトの数は1,000を超える。

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