日通がセルビアに支店開設、自動車・モビリティ産業の物流取り込み狙う

●バルカン地域の進出企業への営業強化

●新拠点はドイツ日通の支店扱い

日本通運がセルビアの首都ベオグラードに支店を開設し、10月11日から営業を開始した。中東欧地域での物流サービスの拡充が目的。同国およびバルカン諸国に進出している様々な企業への営業を強化し、幅広いサービスの提供を目指す。とくに自動車やモビリティ産業における物流需要の取り込みを図る。

南東欧の中心に位置するセルビアは自動車産業をはじめ、電気機器、部品製造業が盛んで、モビリティや電気自動車(EV)関連産業の企業進出が増えている。直近の経済成長率は2~4%で推移しており、今後も高い成長が見込まれている。

新拠点はドイツ日本通運の支店扱いとなり、航空・海運・鉄道貨物のフォワーディング、倉庫・配送、引越の各業務を行う。日通は中東欧ではチェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ポーランド、ロシア、トルコに拠点を持つ。

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