ボスニアのフィットネスアプリ開発スタートアップ、160万ユーロ調達

●アプリは仮想現実の環境で運動ができるというもの

●20人のスタッフを来年は倍に

フィットネス関連アプリを開発するボスニア・ヘルツェゴビナのスタートアップ、ロラ(Rolla)はこのほど、シリーズAの資金調達ラウンドで160万ユーロを獲得した。2019年に創業した同社は、屋内や戸外で仮想現実(VR)環境での運動を行うためのアプリを提供している。

ロラはこれまでに2種類のアプリを開発し、ベータ版として無料で公開している。そのうちの1つ「ロラ・ワン」は、毎日の運動量を測定し健康上のアドバイスを行う機能を持つほか、様々な課題を示し利用者がそれに挑戦する仕組みを取り入れている。もう1つの「ロラ・ワールド」はジョギングやサイクリングなどを仮想世界で行う感覚を楽しめる。どちらも様々な端末に対応している。

同社は今回調達した資金で、健康指標やトレーニング計画、ゲーム感覚のフィットネスなどの機能を拡充し、プラットフォームに導入していく。また、現在20人いる従業員を来年には倍増させる計画だ。

今回の資金調達にはキプロスに拠点を置くベンチャーキャピタル(VC)のヘレンズ・ロック・キャピタルと、セルビアのエンジェル投資家が応じた。

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