ラトビアのAIOpsプラットフォーム開発企業、シード資金150万ドルを調達

●AIOpsはAIによるIT運用管理機能のこと

●ITシステムの監視を強化したい企業が顧客対象

ラトビアのモンク・ラブ(Monq Lab)はこのほどシード期資金調達を実施し、150万ドルを獲得した。データ保護・管理プラットフォーム「Veeam」の元社長であるティマシェフ氏を筆頭に、ニューノルディックベンチャーズなど複数の投資家が参加した。調達資金は北米および欧州・中東・アフリカ市場での販売とマーケティングの強化に投資する計画だ。

モンク・ラブは人工知能(AI)によるIT運用管理機能(AIOps=エーアイオプス)を採用した障害制御システムとオートメーションプラットフォームの開発に取り組んでいる。ネットワークを構成する機器の接続形態(トポロジー)踏まえてアプリケーションやインフラの状態の管理などを行うことができるため、ITシステムの監視を強化したい企業が顧客対象となっている。

グローバル・インダストリ・アナリティクス(GIA)によると、2020年のAIOpsプラットフォーム市場規模は推定33億ドルだったが、2026年までに年率平均31.3%で急成長し、174億ドルに達すると予想される。

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