シュコダ自、シートカバー素材にペットボトルを活用

●電動SUV「エンヤックiV」のシートカバーに採用

●1台分の生地生産には約1,000本のペットボトルが必要

環境意識の高まりを反映し、自動車業界でも環境負荷を低減した車づくりに取り組む動きが活発化している。チェコのシュコダ自動車は25日、電動SUV「エンヤックiV」の内装デザイン「ロッジ(Lodge)」を例に、自社におけるリサイクル素材の活用を紹介した。

「ロッジ」はシートカバーの素材として、羊毛と使い捨てペットボトルから得たリサイクル・ポリエステルの混紡を採用した。持続可能性があり、リサイクル可能かつ耐久性の高い素材を得るためには、サプライヤーや学術界と緊密に提携する必要がある。このシートカバーについては、チェコ南西部ストラコニツェのセイジ・オートモーティブ・インテリアズが繊維を開発し、独アウンデとともに生産を担当しているという。

カーステン・シュナーケ購買取締役によると、エンヤック1台分のファブリック生地を生産するには、約1,000本のペットボトルが必要だ。

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