印OSM、イスラエルのEVRモータースと提携

●EVRの特許技術を採用し、自社モデル用の電気モーターを開発

●モーターの製造はOSMのインド工場で行う

インド複合企業アングリアン・オメガグループ傘下の電動三輪車メーカー、オメガ・セイキ・モビリティ(OSM)は17日、イスラエルのスタートアップ企業、EVRモータースと戦略提携したと発表した。EVR社が特許を持つ「台形固定子ラジアル配向」(TSRF)技術を採用した軽量でコンパクトな電気モーターを自社モデル向けに開発し、インドで製造する目的だ。

EVRモータースのTSRF技術は電圧48~800ボルトをカバーし、広範囲の出力とトルクに対応する。OSMは同技術を採用し、一般的なモーターの半分以下のサイズの電気モータートポロジー(構造)を開発している。同等出力の一般的なラジアル配向永久磁石 (RFPM) モーターより小型で軽いため、OSMはEVの性能向上やコスト削減につながると期待している。

新しい電気モーターはインド北部のOSMファリーダーバード工場と系列会社のオメガ・ブライトスチール&コンポーネンツの工場で製造する計画だ。EVモデル向けに開発するが、2輪車、3輪車、バス、ドラックなどへの搭載用にも調整が可能だという。

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