●北西部の港湾都市バンドゥルマに設置
●同地は再可エネの利用が進む一方、国内でも消費電力が大きい
トルコ南マルマラ開発庁(GMKA)は17日、同国初のグリーン水素(再生可能エネルギーで生産した水素)プラントを、北西部バルケシル州の港湾都市バンドゥルマに設けたと発表した。同地で生産される再可エネを利用してゼロカーボンの水素を作り、二酸化炭素(CO2)排出削減に貢献する狙い。
GMKAは同プロジェクトで、発電会社エネルジサ・ユレティム、ホウ素大手のエティ・マデン、トルコ科学技術研究会議マルマラ研究センター(TUeBITAK MAM)、トルコ国防財団傘下のアスピルサン・エナジーと提携契約を交わした。グリーン水素プラントはバンドゥルマにあるエネルジサのガス火力熱電併給施設で稼働している。
南マルマラ地方は再可エネの利用が進んでいる一方で、国内でも消費電力が大きい。これがグリーン水素プラント第1号の設置につながった。