仏ITコンサル大手のアトス、ブルガリアにSOCを開設

●サイバーセキュリティ事業の強化に伴うもの

●東欧ではクロアチア、ポーランド、ルーマニアでもSOCを運営

仏ITコンサルティング大手アトスは22日、ブルガリアの首都ソフィアにセキュリティ・オペレーション・センター(SOC)を開設したと発表した。サイバーセキュリティ事業の強化に伴うもので、同社が世界で展開するSOCはこれで16拠点目になる。投資規模は明らかにしていない。

ソフィアの新SOCは、セキュリティ顧客向けに、保安上の脅威となる出来事(セキュリティインシデント)の影響を限定する任務を負う。人工知能(AI)・機械学習(ML)技術の力を借りて、常時態勢で危険の監視・検知にあたり、必要な対策をとる。従業員は当初50人を予定している。

アトスは情報管理が特に重要な分野で活動する公的・民間機関のデータ主権ニーズに応え、SOC増設を決めた。東欧ではすでにクロアチア、ポーランド、ルーマニアでSOCを運営している。

アトスはブルガリアにITサービス会社とコンピーテンシーセンターを持つ。昨年には、「欧州高性能コンピューティング共同プロジェクト(EuroHPC)」の一環として、ソフィア・テクノロジーパークにスーパーコンピューターを納入した。

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