●メタバースとは3次元の仮想空間サービスを指す
●教官不足の解消と、授業・訓練の質向上に期待
トルコが職業訓練に3次元の仮想空間サービスであるメタバースを活用することを計画している。このほど首都アンカラで開催されたメタバースフォーラムで、マフムート・エゼル教育相が明らかにした。職業訓練学校を中心に導入を進める方針で、年2億8,200万リラ(約1,900万米ドル)の予算を充てる。
エゼル教育相によると、まずは実践的な訓練を必要とするいくつかの分野を選び出し、パイロット計画としてメタバースを用いた訓練を実施する。その後、他の分野でも応用の可能性を検討する。
エゼル教育相は、多くの組織・機関で教官が不足していると指摘。メタバースを用いれば、全国から学生を集められるため、授業・訓練の質を上げることができるとみている。年内に100万人の訓練生がメタバースを使えるようにする目標だ。(1TRY=8.32JPY)