●全長12メートルの「ウルビーノ12」を供給
●同市を走るソラリス車両のうちHVは90台、BEVは19台
ポーランドのバス製造大手ソラリスはこのほど、スペインのバルセロナ都市圏交通局(AMB)からハイブリッド(HV)バス「ウルビーノ12」87台を受注したと発表した。同社は昨年5月にもバルセロナ交通局(TMB)から同モデルを30台受注している。
納入する「ウルビーノ12」のHVモデルは全長12メートル。欧州連合(EU)の排出ガス基準「ユーロ6」に準拠しており、パワートレインとしてトラクションモーター1機と出力150キロワット(kW)のディーゼルエンジンを搭載する。回生エネルギーの貯蔵システムを搭載しているほか、エンジンの稼働を電子制御する「アライブ・アンド・ゴーシステム」の採用により、バス停での速やかなエンジン停止と発車時の稼働を可能にしている。内装ではUSBポートの装備や、プラスチック部分の抗菌加工を施した。
バルセロナ市では2014年にソラリスの車両が初めて導入された。現在では100台以上が運行しており、そのうちHV車が90台、完全電動車(BEV)が19台を占める。