●ペダルカー「スヴェン(SVEN)」は3,000ユーロから
●データを購入し、3Dプリンタで自作も可能
スロバキアの電動アシスト・ペダルカー「スヴェン(SVEN)」が商品化に向け、大手クラウドファンディングサイトのインディゴーゴーで資金を募っている。ペダルカーと言えば乗用玩具だが、スヴェンなら大人も乗れるという。
開発の中心となったのはヴラディミル・ナジさん。2人の子どもと一緒に遊ぼうと電動アシスト機能の付いたペダルカーを探したがどこにも売っていなかった。これを機に自らプロジェクトを立ち上げ、完成にこぎつけた。
スヴェンはは、身長が135~198センチ、体重が110キロまでなら誰でも乗れる。フレーム、シート、ハンドルは体の大きさに合わせて調整できる。ハンドルにはタッチスクリーンがついており、施錠・開錠がワンタッチでできるほか、時速・モーター使用度・バッテリー残量・推定後続距離などを表示させられる。前後に衝突防止センサも装備する。
スヴェンは折り畳みが可能だ。畳んだ時のサイズは70×90×120センチと小さく、車のトランクでも運べる。車体のフレームはアルミニウム製、部品は環境負荷の小さいカーボンでできている。顧客は完成車はもちろん、3Dプリンタで自作するためのデータを買うこともできる。
最高時速は25キロ、航続距離は60キロ。フル充電までに8時間かかる標準タイプと、2時間ですむコンフォートタイプがある。価格は標準タイプで3,000ユーロ、コンフォートタイプで3,500ユーロ。来年12月から納入を開始する計画だ。
www.indiegogo.com/projects/smart-pedal-car-sven–4#/