2022/5/18

テクノロジー

米半導体大手クアルコム、イスラエルのスタートアップを買収

この記事の要約

●セルワイズはRANの自律・自動化支援プラットフォームを開発●クアルコムは過去にもCSRやWilocityなどのイスラエル企業を買収米半導体大手クアルコムがイスラエルのスタートアップ、セルワイズ(Cellwize)を買収 […]

●セルワイズはRANの自律・自動化支援プラットフォームを開発

●クアルコムは過去にもCSRやWilocityなどのイスラエル企業を買収

米半導体大手クアルコムがイスラエルのスタートアップ、セルワイズ(Cellwize)を買収する。複数のイスラエルのメディアがこのほど報じた。取引額は3億ドルに上る見通し。同社は2020年10月、セルワイズが実施したシリーズBの資金調達ラウンドで3,200万ドルを投資していた。過去には光学チップのCSRやワイファイ用チップのWilocityなどのイスラエル企業を買収している。

セルワイズは2013年の設立。第5世代(5G)通信など無線アクセスネットワーク(RAN)の自律化・自動化を支援するプラットフォーム上で、新しく作られたモバイルサイトの既存ネットワークへの統合作業を容易にするサービスを提供している。顧客にはベライゾン、ドイツテレコムなどの世界的な通信大手が含まれる。

セルワイズはこれまでにクアルコムの他、インテル、独テレコム、ビオラベンチャーズ、ビンテージ投資パートナーズなどから計5,600万ドルの調達に成功してきた。現在の最高経営責任者(CEO)はIT企業アムドクス(Amdocs)に売却されたポインティス(Pointis)の創業者であるオフィル・ゼルナー氏。