●新センターではVWグループの各ブランドのEVを扱う
●ポルシェは昨年、780万トルコリラをEVインフラ整備に投じる
独ポルシェはこのほど、トルコ初の電動車(EV)用バッテリー修理センターを開設した。ポルシェおよび他のブランドのバッテリーの修理改良を扱う。また、バッテリーのリユースも試みる。
新センターは、イスタンブールの正規販売サービス店ドウシュ・オト・カルタに設けられた。バッテリー及びバッテリー部品の修理を手がける。ポルシェのほか、アウディ、フォルクスワーゲン(VW)、セアト、クプラ、シュコダのEVを扱う予定だ。
トルコ・ポルシェでアフターサービスを統括するシュレイマン・ブルッツ・エジダ氏によると、同センターではバッテリー及び部品のリサイクル・リユースにも取り組む。使用できるバッテリーについては、救急車両の充電に活用したり、修理センターの充電設備に組み込んで電力消費を抑えたりするのに役立てる。
ポルシェは2019年末からトルコのEVインフラ整備に取り組んでおり、昨年には780万トルコリラ(46万ユーロ)を投じて急速交流充電器(320キロワット)を含め、充電設備を100基設置した。今年も直流充電器を88基、急速充電器を6基、バッテリー修理センターを3カ所に設ける。(1TRY=7.97JPY)