ポーランドのコンビニ最大手ジャブカが、ホットドッグ・ロボット「ロビー」を導入した。従来人手に頼っていたホットドッグ販売を自動化するもので、ロボットがバンズを焼き、ソーセージとソースを添えて出してくれる。注文はタッチ式ディスプレイ、支払いはカードでもスマホでもできる。
注文時にはサイズ2種、タイプ2種、ソース6種のなかから好きなものを選んで指定する。一度に3本まで頼める。
注文手続きが終わると、ロボットはまずバンズを引出しから取出してグリルの上でローストする。次に、バンズをチューブの下に持っていき、穴にソースを注ぐ。ポーランドのバンズは、片方の端にだけ穴が開いた、いってみれば試験管のような形をしているので、ソースがこぼれない。
それから、バンズを脚の付いた受け皿に置き、アームを使って焼きあがったソーセージを入れる。吸引装置で袋を引き出して、ホットドッグの下からかぶせる。あとはスタンドに立てて、取り出し口に送るだけだ。フタが空くと客が自分で取り出せる。
「ロビー」は高さ2.5メートル、幅2メートル強、重さ1.5トン。たこ焼きロボットのソーセージ版といったところだが、「多言語対応なのでポーランド語ができない人は注文時のトラブルが避けられる」という。