●定員130人の同船は最高速度が時速40キロ(21.6ノット)
●今年から来年にかけ新モデルを順次発表の予定
ロシアの産業貿易省は4日、国産の電動双胴船(カタマラン)「エコクルーザー(Ecocruiser)」を公表した。同船の定員は130人。時速13キロ(7ノット)で180キロメートルまでの距離を航行できる。最高速度は時速40キロ(21.6ノット)に達する。
エコクルーザーは係留解析及び性能試験を経て、現在はフィンランド湾に面するレニングラード州で外装の整備が行われている。年内に2隻目のモデルと、来年以降も新モデルの発表が予定されている。
産業貿易省によると、エコクルーザーはモーター、胴体(ハル)形状、高性能バッテリー、電子制御システム及びモニタリングシステムに特徴がある。船舶システムや航路情報、混雑状況に関するデータのオンライン収集と評価を行うことが可能なほか、環境負荷も軽減されている。