●新工場は敷地面積3万平方メートル、拠点全体で同社最大規模に
●高級車向けに車載電子機器や多機能ダッシュボードを製造
独自動車部品大手コンチネンタルはこのほど、セルビア北部ノビサドで建設を進めている第2工場が9月に稼働開始する見通しであることを明らかにした。同工場は敷地面積3万平方メートルで、ノビサド工場全体で同社として最大規模の生産拠点となる。ノビサド市が14億ディナール(約1,190万ユーロ)を投資助成した。
コンチネンタルは昨年3月、ノビサド郊外のカチに第1工場を開所し、6月に第2工場の建設に着手した。新工場は生産工程をデジタル化し、第1工場の4倍規模のメガファクトリーとなる。ノビサドでは大型ディスプレイなどの車載電子機器や複合ダッシュボードを製造し、世界の高級乗用車ブランドなどに供給する。
セルビア子会社のコリンガ社長によると、コンチネンタルはカチに31万平方メートルの工場用地を確保しており、複合的な生産拠点として今後さらに拡張する考えだ。(1RSD=1.18JPY)