●同社がオランダでトロリーバスを受注するのはこれが初めて
●同バスは出力240KWのモーターと容量90KWhのバッテリーを搭載
ポーランドのバス製造大手ソラリスは9月26日、オランダのバス事業者ヘルメスからトロリーバス「トロリーノ18メトロスタイル」10台を受注したと発表した。2024年上半期までに納入する予定。同国でのトロリーバスの受注はこれが初めて。
オランダのアーネム市で国内唯一のトロリーバス路線を運営するヘルメスは欧州の公共交通大手トランスデブ傘下のコネクシオン(Connexxion)子会社。同社は調達した車両をアーネムとワーゲニンゲンにある2つの大学間を結ぶ路線に投入することを計画している。
「トロリーノ18メトロスタイル」は出力240キロワットの電気モーターと、容量90キロワット時のバッテリーを搭載する。架線から電力をバッテリーへ取り込み、モーターを回す仕組みで、架線がない所でも数十キロメートルを走行できる。バッテリーの充電は走行中に架線を通し遠隔で行う。
ソラリスは2017年以来、オランダの交通機関に水素バスを含む60台以上の車両を納入してきた。同社は2000年からトロリーバスを生産している。