独クナウフ、ルーマニアの製造拠点を増強

●石膏ボード及び金属製品を生産する施設を新設

●買収したガラス繊維工場の近代化も実施

ドイツの建材メーカー、クナウフはこのほど、ルーマニアでの工場増強や新工場の設置に約2億ユーロを投資すると発表した。石膏ボード向けの新工場を建設する他、昨年買収したガラス繊維工場の近代化を実施する。

新工場は石膏ボード及び金属製品を生産する施設で、7,600万ユーロをかけてクルジュ県フエディンに建設する。来年に着工し、24年後半に生産を開始する予定。

また、今年3月に買収したムレシュ県タルナベニのゲチャト・ガラス繊維工場について、1億3,500万ユーロをかけて生産設備を更新する。これまで同工場には400万ユーロを投資してきたが、さらに設備を増強することでガラス繊維の年産量を7万5,000トンまで引き上げる。製品は国内および中東欧市場に供給していく。