リヒテンシュタイン空調大手ホバル、スロバキア工場を増強

●受注好調を受けた措置

●スロバキア新工場は2024年から稼働開始の予定

リヒテンシュタインの空調システム大手ホバルは19日、本拠地である同国首都ファドゥーツとスロバキア北部のイシュチェブネーにヒートポンプの新工場を建設していると発表した。近年受注が非常に堅調なためで、イシュチェブネーの現工場の拡張も含め生産能力の増強に総額約6,000万ユーロを投資する。

イシュチェブネーの新工場は現工場に隣接して建設中で、最新技術を導入する。500人超を新規雇用し、2024年の早い時期に稼働開始する計画だ。現工場に導入する新生産ラインは来年春の稼働開始を予定する。一方、ファドゥーツ工場は9月にすでに生産を開始した。

ホバルは40年以上前にヒートポンプ事業を立ち上げ、「べラリア」、「テルマリア」、「ウルトラソース」のブランド名で製品を展開する。生産能力増強により再生可能エネルギー事業の市場ポジション強化を狙う。物流施設への投資や、ヒートポンプの開発および制御技術に関わる従業員の大幅増員も計画している。

上部へスクロール