●駆動用モーターとコントローラをインドで共同開発・製造
●エリメンは新興市場におけるEVメーカーとの取引拡大を期待
インドの自動車部品メーカー、フラッシュ・エレクトロニクス(FLASH Electronics)が、ポーランドのEVエンジニアリング企業エリメン(Elimen)・グループと提携する。駆動用モーターとコントローラを共同開発し、EV部品の守備範囲を従来の二輪・三輪車から四輪車へ広げる。今後2年で1億5,000万ルピー(約180万ユーロ)を投資する。
両社はインドで開発・製造に取り組む。製品はフラッシュがインドで、エリメンがそれ以外の国で販売する。
エリメンは2019年の設立。ワルシャワに本拠を置く。産業向け蓄電システムのほか、EV向けの包括的な駆動システムの開発を手がける。今回の提携に当たっては、生産に強いフラッシュと設計開発の経験豊富な自社が組むことで、EV分野における地位を固め、新興市場におけるEVメーカーとの取引を拡大できるとみる。
一方、フラッシュは先月、創業33周年を迎えたばかり。マハーラシュトラ州プネーに本社を置く。国内のほか、ドイツ、ハンガリーで工場を操業している。