ハンガリー・デブレツェン大でスパコン稼働、演算速度5ペタ

●容量の4分の3は国内の研究者が利用、残りは企業向けに開放

●ブダペスト近郊では20ペタのスパコン設置計画も進行中

ハンガリー東部のデブレツェン大学で13日、スーパーコンピューター「コモンドール(Komondor)」が稼働を開始した。演算速度は5ペタフロップス(1ペタフロップスは毎秒1,000兆回の演算)。容量の4分の3は国内の研究者が利用し、残りは企業向けに開放する。投資額は47億フォリント(約1,190万ユーロ)。今後の拡張も可能だという。

コモンドールは同大のキャンパス内にある政府のIT開発庁(KIFU)の施設に設置された。気象研究、電気通信、公共交通、エネルギー、健康医療、材料科学および自動車産業などの分野での利用を見込む。

同国ではこのほか、ブダペスト西郊のチレベールツにあるハンガリー科学アカデミー・ウィグナー物理学研究センターに20ペタフロップスのスパコンを設置する計画が進められている。投資額は60億フォリント(約1,500万ユーロ)。2025年半ばまでの完成を予定する。(1HUF=0.34JPY)

上部へスクロール