米フォード、トルコEVバッテリー生産でLGと提携か

●当初予定のSKオンはグループ戦略の一環として撤退を検討

●25年からフォードのEVモデル向けにバッテリーを生産する計画

米フォードがトルコにおける電動車(EV)バッテリーの合弁生産の提携先を韓国LGエナジーソリューションに変更するもようだ。消息筋によると、今月末か来月初めに基本合意を交わす可能性が強い。当初の計画では、2025年の生産開始が予定されていた。

この合弁計画については、昨年3月の時点で韓国SKイノベーションのバッテリー子会社SKオンおよびフォードのトルコ提携先コチ・ホールディングと3社間基本合意が結ばれていた。しかし、最近になってSKオンがグループ戦略の一環として撤退を検討していると報じられていた。

当初計画では、首都アンカラの近郊に電動車用バッテリーセルの合弁工場(年産能力30~45ギガワット時)を新設し、25年からフォードの新「トランジット・カスタム」のEVモデル向けにバッテリーを生産することになっていた。

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