露とミャンマーが原子力協定に調印、SMR導入などで協力

●「原子力の平和利用」に向けた政府間協力を通じて進める

●核技術を導入する「ミャンマーに感謝」=ロスアトム社長

ロシアとミャンマーは6日、新たな原子力協定に調印した。昨年9月に結んだ原子力提携合意に続くもので、「原子力の平和利用」に向けた政府間協力を通じ、ミャンマーにおける小型モジュール炉(SMR)導入と人材の訓練などを進めていく。

協定はミャンマーのミョ・テイン・チョ科学技術相と、同国を訪問したロシア原子力公社(ロスアトム)のアレクセイ・リハチョフ社長との間で交わされた。同社長は「ミャンマーがロシアの核技術を優先していることに感謝する。(原子力という)新しい産業の創出は、ミャンマーのエネルギー部門、産業および経済に確実に利益をもたらす」と述べた。

調印式はミャンマーの首都ヤンゴンで、科学技術省とロスアトムとの共同プロジェクトである「原子力技術情報センター」の開所式に合わせて行われた。同センターの設置は9月の提携合意で示されたガイドラインに沿ったものとなる。

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