2023/3/8

自動車

ステランティスがトルコ合弁を強化、現地販社の売却や新規生産委託を通じ

この記事の要約

●傘下ブランドは今後、合弁企業のトファシュにより販売される●トファシュは新プラットフォーム「K0」の採用モデルも生産欧州自動車大手のステランティスは1日、トルコ複合企業コチ・ホールディングとの合弁会社トファシュの事業を強 […]

●傘下ブランドは今後、合弁企業のトファシュにより販売される

●トファシュは新プラットフォーム「K0」の採用モデルも生産

欧州自動車大手のステランティスは1日、トルコ複合企業コチ・ホールディングとの合弁会社トファシュの事業を強化すると発表した。現地販社ステランティス・オトモティブ・パザルラマ(Stellantis Otomotiv Pazarlama AS)の全株式を4億ユーロでトファシュに売却するほか、新モデルの生産も委託する。

売却により、トルコで展開するステランティスの全ブランド(アルファロメオ、フィアット、シトロエン、DS、ジープ、マセラティ、オペル、プジョー)はトファシュにより販売されるようになる。当局の承認を経て、今年後半の手続き完了を見込む。

ステランティスはまた、「K0」と呼ばれるプラットフォームを用いたモデルについてもトファシュに生産を委託する。K0は計5ブランドの中型商用バンと乗用車で採用され、2024年末までにトファシュのブルサ工場で生産を開始する予定。

ステランティスは声明で、トルコでの事業活動をトファシュに統合することで、貿易や生産、研究開発の分野で相乗効果が高まるだけでなく、現地の顧客に対し広範できめ細かなサービスや製品の供給が可能になると強調した。カルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は、「トルコは経営戦略『デア・フォワード2030』のカギを握る。我々は中東・アフリカ地域で市場シェアトップを目指している」と述べた。

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