●スパコン世界ランキングでトップ100に入る性能
●プロジェクトの総投資額は約2億5,000万ズロチ
ポーランドのグダニスク工科大学でこのほど、スーパーコンピューター「クラーケン(Kraken)」が稼働を開始した。演算速度は最大13.6ペタフロップス(1ペタフロップスは毎秒1,000兆回の演算)で、スパコン世界ランキングでトップ100に入る性能だという。
クラーケンは同工科大学のキャンパス内にあるコンピテンスセンター「STOS」の地下に設置された。7つの専用のサーバールームで構成されており、単独またはニーズごとに個別に稼働させることが可能だ。人工知能(AI)アルゴリズム、核エネルギー、環境技術、医学・製薬の分野での利用を見込む。
コンピテンスセンターの建設と、クラーケンの開発製造を合わせた総投資額は約2億5,000万ズロチ(5,400万ユーロ)に上る。
同国では昨年10月、クラクフのAGH科学技術大学でスパコン「アテナ」(演算速度7.7ペタフロップス超)が稼働を開始している。(1PLN=32.20JPY)