独ボッシュ・レックスロス、スロベニアで新工場開所

●スロベニアの既存3拠点をすべて新工場に移す

●電動ドライバーなどの製造工程を国内で一貫して担当する

独ボッシュの産業機器子会社ボッシュ・レックスロスが16日、スロベニアのブルニクで新工場を開所した。投資額は1,320万ユーロ。政府から83万ユーロの助成を受ける。

新工場の面積は2万4,500平方メートルで、このうち生産施設面積が1万4,000平方メートルを占める。スロベニアで運営してきた3拠点をすべて新工場に移管する。3年以内に生産を倍増させ、新たに123人以上を新規採用する。これにより、同国での従業員数は500人を超える見通しだ。

生産品目では電動ドライバーの取り扱いが拡大する。これまではスロベニアで生産した固定子をドイツなどの工場へ送り、そこでサーボモーターに組み込まれていたが、今後はこの工程をすべてスロベニアで担当する。

レックスロスのラインハルト・シェーファー取締役は開所に当たり、自社の売上高を22年の70億ユーロから28年には100億ユーロに拡大させる目標に言及し、新工場がその達成の力になると話した。

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