●欧州宇宙産業における代表的なテック企業を目指す戦略の一環
●ポ社は人工衛星の通信やデータ、システム管理ソフトを開発
ルーマニアのアロブス・トランシルバニア・ソフトウエア(AROBS)は22日、ポーランド競合のサイデラル(Syderal)・ポルスカの子会社化にともない、同社の社名をアロブス・ポルスカに変更すると発表した。欧州宇宙産業における代表的なテック企業を築く中長期戦略に基づくものだ。
アロブス・ポルスカは、人工衛星の光・量子通信、データ保存・処理、衛星機構、機器管理用ソフトを開発する。30人強の専門家が働く。今後も欧州宇宙機関(ESA)および民間宇宙開発業界のプロジェクトや関連製品の開発に携わる。
また、グループ企業のアロブス・エンジニアリングと協力して、宇宙開発、自動車、埋め込みシステム分野でより複雑なプロジェクトに取り組むことが期待されている。
アロブスは今年2月、サイデラル・ポルスカの株式93%を取得すると発表した。同社はアロブス・ポルスカの新社名のもと、引き続きミハウ・ドロゴシュ最高経営責任者(CEO)が采配を振る。同CEOはアロブス・ポルスカ株の6%を保有している。
アロブス社ホームページ
https://arobs.com/