東欧経済ニュース

独フォルクスワーゲン、ロシア事業から撤退

●現地ディーラーへの売却手続きが完了 ●同国事業の将来的な買戻しのオプション権は確保せず 自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は19日、ロシア事業を現地ディーラー、アビロンに売却する手続きが完了したと発表した。VWは

ハンガリーOTP銀、印iGCBの勘定系システム採用へ

●同システムは銀行の中核業務に関連する機能を包括 ●OTP銀は優れた顧客エクスペリエンスが実現と期待 インドの金融テクノロジーグループ、インテレクト・デザイン・アリーナ(IDA)は22日、リテール銀行ソリューション事業の

ルーマニアのOMVペトロム、グリーン水素生産で助成獲得

●助成額は最大3,900万ユーロ ●容量20MWの水電解槽を設置し、年間2,600トン以上の水素を生産 オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社OMVペトロムは22日、プロイェシュティのペトロブラージ製油所に水素製造

ポーランド初の水素機関車、試験運行にゴーサイン

●PESAは水素機関車の開発で石油大手PKNオルレンと提携している ●水素機関車は牽引能力が3200トン、1日分の水素燃料は約170kg ポーランド初の水素燃料電池機関車(水素機関車)がまもなく実用化される見込みだ。同国

中国奇瑞汽車、今年7-9月にポーランド参入

●クロスオーバーSUV「オモダ(Omoda)5」を投入する予定 ●同社は欧州への本格進出に向けトルコでの工場設置を検討 中国自動車大手の奇瑞汽車(チェリー)がポーランド市場に参入する。2023年7-9月期にクロスオーバー

米ビザ、ポーランドに技術・製品ハブを設置

●ビザにとり世界で5番目の技術・製品ハブ、中東欧では初 ●今後数年間で最大1,500人の技術者を雇用 米クレジットカード大手のビザは23日、中東欧地域で初となる技術・製品ハブをポーランドに開設すると発表した。電子商取引(

トルコ地熱業界団体、地熱塩水からリチウム抽出

●年間1,500トンの需要を20年間満たせる試算 ●リチウム埋蔵量は他国よりも多く、輸出品目としても期待 初の電動国産車の大量生産を計画するトルコで、電源である二次電池の原料として重要なリチウムを地熱塩水から採取しようと

ニデックのセルビア工場が開所、生産事業の中核拠点に

●2工場を開所、EVモーターとインバーター、ECUを生産 ●同社はセルビアを生産活動の中核拠点と位置づける ニデック(旧日本電産)は18日、セルビア北部のノビサドで2工場の開所式を行った。需要が増す電気自動車(EV)用の

台湾の徳淵集団、ポーランドに生分解性ストローの工場開設

●工場は業界大手の銘安科技との合弁 ●同地に欧州本社も設置し、市場の本格開拓に乗り出す 台湾の接着剤・特殊化学大手の徳淵集団(Tex Year)は15日、ポーランド中部のグニェズノで堆肥化可能なストロー工場の落成式を行っ

23年のユーロ圏成長率、1.1%に上方修正=欧州委

●24年の予想成長率も上方修正し、1.5%から1.6%に引き上げ ●インフレ率は賃上げが続いているため長期の高止まりを予想 欧州委員会は15日に発表した春季経済予測で、ユーロ圏の2023年の域内総生産(GDP)実質伸び率

コンチネンタルがロシア撤退、カルーガ工場を売却

●同工場を現地投資会社に売却、その他の資産も段階的に ●同社は従来の水準を大幅に下回る稼働率で生産を続けてきた 自動車部品大手の独コンチネンタルは22日、ロシアからの撤退を発表した。すでにモスクワ南西部のカルーガにある工

ポーランド自動車産業輸出高、昨年は過去最高の397億ユーロ

●景気回復に高インフレが加わり、売上高を押し上げた ●自動車産業は輸出の主力、国内経済の主要な柱 ポーランドの自動車市場調査会社オートモーティブ・サプライヤーズが18日発表したリポートによると、国内自動車産業の2022年

ルーマニア中銀が7%で金利据え置き、3会合連続

●金利を維持し、経済成長とインフレ抑制を両立させる ●利上げは来年初めに行われる可能性=エコノミスト ルーマニア中央銀行は10日、政策金利を7%で据え置くことを決めた。据え置きは3会合連続。経済見通しの不確実性が高まる中

墺イニオ、セルビアから水素対応ガスエンジン発電機を受注

●グリーン水素を燃料とし、EV充電スタンドの電源として利用 ●00%水素に対応するCHPがセルビアに導入されるのはこれが初 ガスエンジンを手がけるオーストリアのイニオは、ベオグラード郊外の熱電併給施設(CHP)向けに、水

中国EV関連4社、ハンガリーへ総額30億ユーロを投資

●ハンガリー外相が訪問先の北京で明らかに ●政府として中国企業への協力を惜しまない姿勢を強調 ハンガリーのペーテル・シーヤールト外務貿易相は15日、訪問先の北京で、中国企業がハンガリーの自動車産業に総額30億ユーロを投資

米オラクル、セルビアにデータハブを開所

●同社がこの種の施設を南東欧に設置するのはこれが初めて ●保険、小売り、金融サービスなど地域の重要産業の成長を支援 米オラクルは11日、セルビアのクラグイエヴァツにある政府計算センターで、クラウドのデータハブ(クラウドリ

ポーランド中銀が8会合連続で据え置き、金利6.75%

●高金利を維持し、物価上昇率を確実に下げる狙い ●エコノミストは年内の金融緩和は行われないと予想 ポーランド中央銀行(NBP)は10日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を6.75%に据え置くことを決めた。金利据え

ソラリスの水素バス、独フランクフルト市から追加受注

●新たに10台を受注、水素ステーションも独自に設置 ●同社は欧州15都市に約120台の水素バスを納入済み ポーランドのバス製造大手ソラリスは15日、独フランクフルト・アム・マインの公共交通事業者ICBから水素バス「ウルビ

富士通ゼネラル、ポーランドでヒートポンプ生産か

●現地紙によると、工場建設費は10億ズロチ、雇用は1,000人以上 ●同国はヒートポンプ需要が急拡大、ダイキン工業も工場を建設 富士通ゼネラルはポーランドでヒートポンプ暖房機工場の設置を検討しているもようだ。国営ポーラン

仏アルストム、トルコにエンジニアリングセンターを開設

●トルコにこの種の拠点を設けるのは今回が初めて ●同社はグループ戦略として技術ノウハウの現地化を進めている 仏鉄道車両・設備大手のアルストムはこのほど、トルコのイスタンブール・テクノパークにエンジニアリングセンターを開設

中国EVEエナジー、ハンガリーに電池工場を設置

●独BMWの現地EV工場に供給するとみられる ●EV用円筒型バッテリーの年産能力は28GWh 中国のリチウムイオン電池大手EVEエナジー(恵州億緯鋰能)はハンガリー北西部のデブレツェンに工場を設置する。Eモビリティ専門サ

ノキアンタイヤがルーマニア工場着工、ロシア撤退の穴埋め

●年産能力は600万本、25年から量産開始 ●同社は昨年、乗用車タイヤ生産の8割を占めていたロシアから撤退 フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤは11日、ルーマニア北西部のオラデアで乗用車タイヤ工場の起工式を行った。欧

農薬散布ドローン開発 Kray Technologies(ウクライナ)

農薬・肥料散布用のドローンを開発している。1日当たり最大1,200エーカー(4.86平方キロメートル)を完全自動で飛行し、4インチ(約10センチメートル)の高精度で農薬や肥料を散布できるのが特長。同機の活用により農家はコ

トルコ大統領選で現職がリード、勝負は28日に持ち越し

●選挙はトルコの方向性を幅広い分野で決定づける重要なもの ●議会選挙では与党が絶対多数を獲得 トルコで14日に実施された大統領選挙は、現職のエルドアン大統領(与党・公正発展党=AKP)が野党統一候補のクルチダルオール氏(

グーグルがチェコの大学と提携、虚偽情報への対応で

●露ウ戦争に関連した偽情報の拡散に対抗する取り組みの一環 ●CEDMOは中欧における情報障害の監視・研究機関 米グーグルは11日、チェコのカレル大学付設で、虚偽情報の流布などの情報障害を監視・研究する中央ヨーロッパデジタ

セルビア中銀、予想外の金利据え置き

●金利据え置きは予想外、市場は利上げを予想 ●インフレ低下が見込まれる中、高金利を維持して効果を見極め セルビア中央銀行(NBS)は11日、政策金利を6%で据え置くことを決めた。金利据え置きは予想外。市場は0.25~0.

スロベニア政府、自動車産業に2億ユーロ助成

●EV用駆動部品・システム、蓄電池、軽量材料が重点対象 ●GREMOには国内の部品大手11社などが参加 スロベニア政府は向こう5年間で自動車産業のデジタル化・気候変動対策(グリーン・トランスフォーメーション:GX)に2億

洋上風力発電と海底送電で独・バルト3国が協業

●欧州の炭素中立実現とエネルギー安全保障に寄与する試み ●投資額は風力発電パークを除き50億ユーロと見積もられている ドイツとバルト3国の送電事業者は9日、バルト海での洋上風力発電と送電の分野で協業合意した。欧州の炭素中

リモート運転車のエストニア・エルモ、26億ユーロを調達

●カーシェアの課題解決に遠隔運転技術を活用 ●資格を持つ従業員が社内からゲームの様にリモート車を運転 カーシェアリング事業にリモート運転車を導入したエストニアのエルモ(Elmo)がこのほど、国内外の投資会社から26億ユー

ペンタックス・メディカル、ブルガリア工場を増強

●使い捨て気管支鏡の生産能力を引き上げる ●機材類の調達や微生物研究所の建設に1,030万レフを投じる 光学メーカーHOYAの子会社で医療機器メーカーのペンタックス・メディカルはブルガリア南部のプロブディフ工場を増強する

アグリテック開発 SMAPP LAB(ハンガリー)

農家向けに害虫となる昆虫の監視プラットフォームを開発している。従来のフェロモントラップに人工知能(AI)技術を組み合わせ、リアルタイムのデータを収集して害虫の動態を予測することで、農家に対し農薬の使用を最適化できるような

シュコダ自、1—3月期営業利益が60.8%増加

●利益は5.4億ユーロ、総出荷台数は12.6%増の20万9,600台 ●部品不足が緩和し、生産が計画通り進んだことが追い風に 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は8日、2023年1-3月期の営

ECBが追加利上げ決定、上げ幅は0.25%に縮小

●利上げは7会合連続、政策金利は3.5%から3.75%に引き上げ ●ラガルド総裁は利上げ打ち止めを否定 欧州中央銀行(ECB)は4日に開いた定例政策理事会で、政策金利を0.25ポイント引き上げることを決めた。利上げは7会

シュコダ自、車載電池生産を拡大

●年内に生産ラインを増設、電池の日産量は2,300台に ●内訳はBEV向けが1,500台、PHV向けが800台 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が、ムラダー・ボレスラフの本社工場での車載電池

チェコがアルテミス合意に署名、宇宙探査で国際協力

●有人月面着陸や火星着陸での貢献を目指す ●同合意への署名国は24カ国に拡大 チェコは3日、米国主導の国際宇宙探査に関する政治宣言「アルテミス合意」に署名した。これにより同合意への署名国は24カ国に拡大した。 アルテミス

タムラ製作所がルーマニアに工場設置、モジュール製品を生産

●充電器などモジュール製品の需要拡大に対応 ●来年11月の量産開始を予定する タムラ製作所は8日、ルーマニアに生産拠点を設置すると発表した。電子部品事業を強化し、欧州市場で拡大する充電器などモジュール製品の需要を取り込む

リニア鉄道システムのネヴォモ、独車両リース会社と提携

●磁気浮上式鉄道の新技術の走行試験を行う ●既存設備を活用し、導入時間短縮と費用の縮小を実現する 磁気浮上式鉄道システムの開発を手がけるポーランドのネヴォモ(Nevomo)は8日、独自技術「マグレール」の実用化でドイツの