東欧経済ニュース

ルーマニアで新年金法成立、IMF追加融資確保へ前進

ルーマニアのバセスク大統領が15日、新年金法に署名した。同法の成立により、2030年から年金受給開始年齢が男性65歳、女性63歳に引き上げられるほか、年金受給額の引き上げベースがこれまでの平均月額給与からインフレ率に変更 […]

パナソニック、来月からセルビア生産開始

パナソニックが来年1月からセルビアで照明器具用の省エネ電子機器(電子安定器)を製造する。省エネ化が進む欧州の照明デバイス事業を強化する狙いで、これまで外部委託していた部品生産を内製化し、生産能力の向上とコスト削減を図る。

ブルガリア企業、来年からEV用エンジンを生産

ブルガリアの自動車・機械部品メーカーのDynamo-Slivenは16日、風力発電機と、電気自動車(EV)向けエンジンの生産を来年に開始すると発表した。詳細は来年の主要見本市で発表する。 \ Dynamo-Slivenは

ルーマニア新車登録、11月に35%増

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表した11月の欧州新車登録統計によると、ルーマニアの新車登録台数は1万1,440台と、前年同月から34.7%増加した。1~11月の累計では前年同期比21.6%減の10万4,073台だ

ルーマニア製材業界、輸出に軸足

今年上半期のルーマニア木材輸出額は3億580万ユーロに達し、前年同期から34%増加した。年間では10億ユーロを超える見通しだ。現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル』が17日報じた。 \ 仕向先別では日本が1位で、年間取引

月収1,000ユーロ超が10万人を突破=ルーマニア

ルーマニアで月1,000ユーロ超(手取りベース)を稼ぐ人の数が10万人を突破し、9月末時点の社会保険加入者の2.3%に上ることが、国立年金・社会保障局(CNPAS)の調べで分かった。現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル』

スロベニア製造業が回復

スロベニアの製造業は外需主導で急速に回復している。独紙『NfA』が、スロベニア統計局のデータをもとに伝えたところによると、今年1~8月は主要製造業の多くで受注と生産が前年同期から2けたの伸びを見せた。 \ 製造業最も大き

ブルガリアFDI、2010年下半期は大幅減少

ブルガリアの2010年の外国直接投資(FDI)が昨年を大きく下回りそうだ。経済省は今年上半期のFDI実績をベースに通年で20億ユーロと予測していたが、中央銀行が14日発表した直近のFDI速報によると、2010年1~10月

世界2位のカリ肥料メーカーが誕生、ウラルカリが競合買収

ロシアのカリ肥料大手、ウラルカリが国内の競合、シルヴィニトを買収する。世界的な食糧生産の拡大に伴って肥料の需要が高まることを見越し、合併で市場競争力を強化する狙い。新会社は17日株価ベースでの時価総額が239億米ドルに上

ボーイング、アエロフロートから777型機を受注

ロシア国営航空アエロフロートは16日、長距離路線拡大のため、ボーイング777型機を16機発注したと発表した。納入時期は2012~2017年の予定。現地の『モスクワ・タイムズ』が17日付で報じた。 \ アエロフロートは今回

ノルド・ストリーム、25億ユーロ融資取り付け

ロシア産天然ガスをバルト海経由でドイツに供給するガスパイプライン事業「北欧州ガスパイプライン(ノルド・ストリーム)」の事業母体であるノルド・ストリームAGは16日、第2パイプラインの建設に向けて、24の銀行から総額25億

ロスアトム、タンザニアのウラン鉱山を手中に

ロシア原子力公社(ロスアトム)が傘下のARMZを通じ、豪州のウラン開発会社Mantra Resourcesを11億6,000万オーストラリアドル(11億5,000万米ドル)の現金取引で取得する。ウラン生産拡大に向けた鉱山

ルーブル対人民元の取引開始

モスクワ銀行間通貨取引所(MICEX)で15日、ルーブルと中国人民元の取引がスタートした。人民元が中国国外で取引されるのは初めて。 \ 取引はモスクワ時間10時に10元=46.35ルーブルでスタートし、同11時までに46

ロシア大手2社、新産業都市プロジェクトに参加

ロシアの新ハイテク産業都市「スコールコボ」プロジェクトが徐々に固まりつつある。石油のルクオイルと、ロシア原子力公社(ロスアトム)の国内大手2社が投資を決めたほか、米IBMも参加を検討している。また、政府はハイテク商品の公

ロシア小売業界が復調

ロシアでは、景気回復に伴う国民の可処分所得の増加や失業率の改善を背景に、小売業界が息を吹き返している。2010年1~11月の小売売上高は前年同期比4.5%増の14兆7,610億ルーブルとなった。 \ 世界の新興諸国に小売

ベラルーシ大統領選挙、ルカシェンコ氏が4選決める

ベラルーシ選挙委員会は20日、前日に実施された大統領選挙で現職のルカシェンコ氏が79.7%の票を獲得し、4選を果たしたと発表した。欧州連合(EU)が公正な選挙を条件に多額の資金援助を約束したことで、野党候補に一定の選挙運

カスピ海パイプライン、14年までに輸送能力倍増へ

カザフスタン産の石油を黒海沿岸に運ぶカスピ海パイプラインを運営する企業連合カスピアン・パイプライン・コンソーシアム(CPC)は15日、54億米ドルを投資して、パイプラインの輸送能力を2014年までに年間7,000万トンに

米クラフト、ウクライナに3,600万ドル投資

米食品大手クラフトフーズは、3,600万ドルを投じて、ウクライナ北西部トロスチャネツ(Trostianets)にあるチョコレート工場にビスケットの生産ライン2本を新設する。来年10月までに稼働する予定で、新たに400人を

ウクライナ国鉄、現代グループから高速車両を調達

ウクライナ国営鉄道(Ukrzaliznytsia)は、2012年にポーランドと共催するサッカー欧州杯向けに韓国の現代グループから高速鉄道車両10両を購入する。両社は16日、取引契約に調印した。 \ ウクライナ・インフラ省

トルクメンなど4カ国、送ガス管建設で合意

トルクメニスタンとアフガニスタン、パキスタン、インドの4カ国は11日、天然ガスパイプラインの建設計画を推進することで合意した。同パイプラインはトルクメニスタン産の天然ガスをアフガニスタン、パキスタン経由で印パ国境まで輸送

中央アジアの経済堅調、2010年GDP成長率は5~9%に

原料の世界的な需要拡大に伴うガス・原油価格の上昇、主要輸出先であるロシアの景気高揚を追い風に、中央アジア諸国の経済回復が堅調だ。国際通貨基金(IMF)は先ごろコーカサス・中央アジアの経済見通しを発表し、この地域の2010

CIS首脳の信頼度、カザフ大統領が首位

独立国家共同体(CIS)の首脳で最も信頼が高いのはカザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ大統領――。ロシアの有力世論調査機関である全ロシア世論調査センター(VTSIOM)が行った調査で、こんな結果が明らかになった。 \

ウクライナ人の健康状態に黄信号=世銀リポート

ウクライナ人の健康状態は芳しくないようだ。世界銀行の調査リポート「ウクライナの死亡率が高いのはなぜか」によると、高血圧症は18~65歳の3分の1、太りすぎは29%弱に上る。また、喫煙率は36%と欧州平均の28.6%を大き

入札案件

N1692 カザフスタン:電気ケーブルの調達 \ 入札期限:2010年1月10日、入札保証金:13万ユーロ、納期:180日 \ コレポン:英語 \ 問合せ先:PETROKAZAKHSTAN KUMKOL RESOURCE

業務提携・パートナー求む

T1059  セルビア:スチールファイバー・金属加工機械メーカーが提携を希望 \ 問合せ先:Spajic d.o.o., \ Ms. Snezana Spajic, \ Milosevski put b.b, 19300

チェルノブイリへようこそ!~ウクライナ

ウクライナが来年から、過去最悪の原発事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所の見学ツアーを開始する。同国非常事態省が13日発表したところによると、「医学的に安全かつ事故の被害が理解できるルート」を策定中だ。ツアーがいつ始

中東欧の経済回復、内需がけん引

中東欧の経済回復が本格化している。2010年第3四半期の統計値をみると、経済成長の主因がこれまでの輸出主導から内需拡大にシフトしており、今後も着実に景気が改善しそうだ。 \ 第3四半期の国内総生産(GDP)成長率(前年同

中東欧のクリスマス商戦、今年はやや回復

今年の中東欧のクリスマス商戦は、金融危機の影響で消費が大幅に落ち込んだ昨年からやや回復する傾向にある。ただ、経済の動向や国民性により、各国間に差が出ている。 \ 金融危機の打撃をまともに受けたハンガリーは、クリスマス商戦

ポーランド、日本に排出枠売却

ポーランドが京都議定書で割り当てられた売却可能な温暖化ガス排出権(AAU)の一部を日本に売却する。取引量は二酸化炭素(CO2)換算で400万トン。日本政府とポーランド環境省が9日、発表した。取引額は公表されていないが、市

サムスン電子、ポーランドで2けた増収目指す

韓国のサムスン電子は、2011年にポーランドで2けたの増収を目指す。現地紙『プルス・ビジネス』が、サムスン電子のポーランド現地法人、サムスン・エレクトロニクス・ポーランドのチェ・キョンシク社長の話として伝えた。 \ ポー

持田製薬、バイオ後続品でリヒターと包括提携

持田製薬とハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターは14日、バイオ後続品の開発・販売で包括提携したと発表した。持田製薬はリヒターのバイオ後続品の製品群を日本で独占的に開発・販売する権利を取得し、自社ブランドで販売する。同

製薬大手リヒター、中国企業と合弁設立

ハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターは、提携している中国の瑞密斯医药科技有限公司と折半出資の合弁会社を設立する。リヒターの女性用ヘルスケア製品を中国市場で登録・販売することが目的。10日付プレスで明らかにした。 \

9月末のネット加入数、21%増

ハンガリー中央統計庁(KSH)は8日、2010年9月末時点インターネット接続サービス加入件数は310万件で、前年同月末から21.3%増加したと発表した。接続方式別のシェアは、固定ブロードバンドが7.9ポイント減の52.4

チェコ、米国と原子力エネルギーで協力へ

チェコのマルチン・コツォウレク産業貿易相は6日、米ワシントンでゲーリー・ロック商務長官と会談し、両国の原子力エネルギー相互協力宣言に署名した。両国は今後、商用および研究用原子力分野で協力を進める。7日付プラハ・デイリー・

チェコの11月失業率、8.6%に悪化

チェコ労働社会問題省が8日発表した同国の11月の失業率は8.6%となり、前月から0.1ポイント悪化した。前年同月比では同水準にとどまり、労働市場は依然冷え込みが続いている。 \ 男女別の失業率は、男性が7.4%、女性が1

シュコダ自、通期販売で過去最高を見込む

独フォルクスワーゲンのチェコ子会社であるシュコダ自動車はこのほど、2010年通期の販売台数が過去最高の75万台前後に達する見通しを発表した。中国、インド、ロシア、東欧といった新興諸国で急伸していることが主因だ。 \ 20

ルーマニア、風力発電導入が加速

ルーマニアで風力発電の導入が急速に進んでいる。2009年末時点の設置容量は14メガワット(MW)だったが、今年は464MW、来年は1,165MWの新規導入が見込まれており、飛躍的な伸びが期待されている。 \ 今年は、チェ

ルーマニア設備投資、7-9月期は14%減

ルーマニア統計局が3日発表した2010年7-9月期の設備投資額は141億3,000万レウと、前年同期から14.3%減少した。建設部門で投資が低迷したことが重しとなった。 \ 建設投資は前年同期比23.1%減の75億レウに

ルーマニア雇用市場、好転の兆しなし

ルーマニアの雇用市場は来年もしばらく好転の兆しはなさそうだ。人材サービス国際大手のマンパワーがルーマニア企業750社を対象に、2011年第1四半期の人員計画について行った調査によると、削減を計画している企業が17%で、増

ボーダフォン、ルーマニアに5年で500万ユーロ投資

通信国際大手ボーダフォンが、ルーマニア事業に向こう5年間で500万ユーロ以上投資する計画だ。12月1日にルーマニア子会社のトップに就任したばかりのベロエダ社長は「この投資額が当社のルーマニア市場への取り組みの大きさを表し

テスコ、独レアルのルーマニア事業を買収か

英小売大手のテスコがルーマニア市場への参入を検討しているもようだ。現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル』が市場関係者の情報として報じたところによると、同社は独流通大手メトログループ傘下のハイパーマーケットチェーン、レアル

ブルガリア議会、11年度予算を可決

ブルガリア議会はこのほど、2011年度予算案を与党「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」、民族主義政党のアタカ国民連合の一部議員などの賛成多数で可決した。内需と外需の回復を背景に来年の経済成長率を3.6%と見込み

ブルガリアが31社を民営化、14日に競売開始

ブルガリア政府が今年度の財政改善の最後の手段として、国営企業の民営化を急いでいる。現地メディアの報道によると、政府は31の国営会社をソフィア証券取引所での公開競売により売却する。競売期間は12月14日から27日まで。31

ブルガリアと中国、貨物幹線整備で協力

ブルガリアのツヴェトコフ運輸相と中国の劉志軍鉄道部長は7日、鉄道輸送分野における相互協力に向けた覚書に調印した。中国から欧州への輸出増加を背景に、両地域を結ぶユーラシア幹線を整備するプロジェクトの一環。トルコ国境から首都

ブルガリア、ベレネ原発建設で国外3企業と合弁会社設立へ

ブルガリア国営電力(NEK)はこのほど、同国北部のベレネ原子力発電所建設計画について、露原子力公社ロスアトム、フィンランドの公益最大手フォータム、仏技術大手アルトランと合弁会社を設立することで合意した。 \ 発電所を建設

セルビア中銀が利上げ、政策金利11.5%に

セルビア中央銀行は9日、政策金利の2週間物レポレートを0.3ポイント引き上げ、11.5%とした。利上げは5カ月連続で、同国の金利は欧州最高の水準となった。 \ セルビアでは食品など小売価格の高騰とディナール安でインフレ圧

中国華電、セルビアに太陽光発電所計画

中国の国営電力会社、中国華電集団公司がセルビアに太陽光発電所の建設を計画している。7日付の独紙『ナッハリヒテン・フュア・アウセンハンデル』が、セルビアの日刊紙『ノーヴォスチ』の報道を引用して伝えたところによると、建設予定

MOLのINA多数株取得に対抗策も=クロアチア政府

ハンガリーの石油最大手MOLが、クロアチア子会社INAの多数株取得を目指している問題で、クロアチア経済省は10日、「エネルギー部門におけるわが国の戦略的利益を守るため、何らかの対抗措置をとる可能性がある」との声明を発表し

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