総合・マクロ

欧州委、ルーマニアの司法制度改革に懸念表明

欧州委員会は24日、ルーマニアの汚職対策と司法の独立について深い懸念を表明し、同国議会に司法制度改革に関連した法案の見直しを求める書簡を送付したことを明らかにした。ルーマニアでは社会民主党(PSD)と自由民主主義同盟(A […]

露ズベルバンク、トルコ子会社売却でドバイ最大手銀行と協議

ドバイ銀行最大手のエミレーツNBD銀行は30日、トルコ9位銀行デニズバンクの買収に向けて、ロシア親会社のズベルバンクと協議中であることを明らかにした。買収交渉報道を受けたもので、デニズバンク取得に関心があることを認めた。

カザフの実業家、露金採鉱大手の事業拡大へ

カザフスタンの実業家ケンゲス・ラキシェフ氏が、出資するロシアの金採鉱大手ペトロパブロフスクの事業拡大に乗り出した。23日付の英『フィナンシャルタイムズ』(FT)によると、昨年12月に同社の株式22パーセントを取得した同氏

格安航空大手のウィズエアー、伊アリタリア部分買収に関心

中欧格安航空最大手のウィズエアーが、経営破たんした伊アリタリア航空の部分買収に関心を示している。ウィズエアーのヴァーラディ社長はこのほど、伊レプブリカ紙に対して「イタリア市場に関心がある。アリタリアについては長距離路線よ

ノルウェー通信大手テレノール、南東欧事業売却で米社と交渉

ノルウェー通信最大手のテレノールがブルガリア、セルビア、モンテネグロ事業の売却に動いているもようだ。地元メディアによると、昨年12月に売却先候補をある米国投資会社に絞り、交渉を進めているという。取引額は20億ユーロに上る

アサヒ、露での「ピルスナー・ウルケル」生産終了

アサヒグループホールディングのチェコ子会社で、同国ビール最大手のプルゼンスキー・プラズドロイは先ごろ、ロシア・カルーガでのライセンス生産を終了した。看板商品「ピルスナー・ウルケル」を高級ブランド化する戦略に基づき、今月か

格安航空ウィズエアー、プラハ定期便を3路線に削減

中東欧最大の格安航空会社であるハンガリーのウィズエアーは19日、6月にプラハ国際空港発の定期運航路線を現行の9路線から3路線に減らすと発表した。利用客が少ないためで、より需要の大きい路線に営業力を振り向ける。 ウィズエア

東欧・中央アジア経済、今年は減速=世銀

世界銀行は9日発表した最新の世界経済見通しで、東欧・中央アジア地域経済の2018年成長率が前年の3.7%から0.8ポイント低下して2.9%になるとの予測を明らかにした。2017年に全体をけん引したトルコの景気減速が主因だ

ブルガリア、年央までにユーロ導入を正式申請

ブルガリアのゴラノフ財務相は11日、6カ月以内に欧州委員会に対し、欧州単一通貨ユーロの導入を正式申請する方針を明らかにした。導入の前提となる欧州為替相場メカニズム(ERM2)に参加する基準を同国がすでに満たしているほか、

エストニアとロシア、鉄道輸送分野で提携

エストニアとロシアは先ごろ、鉄道輸送と物流両分野の広範な協力内容を含む提携協約を締結した。 両国は協約の一環として、エストニアの首都タリンからロシアのサンクトペテルブルクを経由してモスクワを結ぶ列車の速度を、サンクトペテ

欧州委がポーランドへの制裁手続き開始を勧告

欧州委員会は12月20日、ポーランドの司法制度改革が政府による司法への介入を可能にし、欧州連合(EU)の基本理念である「法の支配」に反するとして、EUでの議決権停止を含めた制裁手続きに入るよう加盟国に勧告した。加盟国に対

ガスプロム、昨年の欧州向け供給量8.1%増加

ロシア国営ガス会社のガスプロムは3日、2017年の欧州向けガス供給量が前年比8.1%増の1,939億立法メートルに上ったことを明らかにした。2年連続での過去最高記録更新となる。生産高も4,710億立法メートルで、12.4

ロシアへの経済制裁、来年7月末まで半年延長へ

欧州連合(EU)は14日、ブリュッセルで開いた首脳会議で、ウクライナ情勢を受けて発動したロシアに対する経済制裁を6カ月延長することで合意した。来年1月末の期限が迫るなか、EUはウクライナ東部での停戦合意が完全に履行される

ユーラシア経済連合、統合の深化進まず

ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン及びアルメニアが加盟するユーラシア経済連合(EEU)の経済統合の深化に向けた動きが停滞している。統合の前提となる共通関税コードがすべての国で未だ批准されていない他、カザフスタ

露ズベルバンクと中国アリババ、合弁計画が頓挫

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクと中国の電子商取引(EC)大手アリババが検討していた合弁事業計画が頓挫したことが分かった。同計画の関係筋が12日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し明らかにした。両社はズベルバン

ロシア天然ガス2位のノヴァテク、北極圏でLNG生産を開始

ロシア第2位の天然ガス会社ノヴァテクは8日、北部のヤマル半島で液化天然ガス(LNG)の生産を開始し、サベッタ港から初出荷した。年産能力は550万トン。2019年までに1,650万トンへ3倍化する。北極圏でLNGターミナル

ロスアトム、エジプト初の原発建設を受注

ロシア原子力公社(ロスアトム)は11日、エジプトの電力・再生可能エネルギー省から同国初の原子力発電所の建設を正式に受注した。プーチン大統領のエジプト公式訪問を機に本契約が結ばれたもので、推定総工費は210億米ドル(178

チェコ大統領、次期首相にバビシュ元財相を指名

チェコのゼマン大統領は6日、中道右派の大衆迎合主義(ポピュリスト)政党「不満を抱く市民の運動(ANO)」を率いるアンドレイ・バビシュ前財務相(63)を次期首相に任命した。しかし同党は議会で単独過半数を得ておらず、まずは新

中東欧、景気過熱の恐れ

景気回復が進む欧州で、特に中東欧経済成長が好調だ。欧州連合(EU)統計局が発表した今年7-9月期の中東欧諸国の国内総生産(GDP)伸び率(前年同期比)は、ルーマニアの8.6%を筆頭に、ポーランドとチェコが5%、ラトビアが

ハンガリー国営郵便、中国企業と物流で合弁

ハンガリー国営郵便は11月27日、中国2社と物流の合弁会社を設立することで合意したと発表した。現在40~60日を要する中国からハンガリー、欧州への輸送を大幅に短縮するのが目的だ。業務開始は来年1-3月期(第1四半期)を予

クロアチア、中国からの物資向けに港湾整備の意向

クロアチアのプレンコビッチ首相は11月27日、中国からの積荷を念頭にアドリア海沿岸の港湾整備を行う意向を明らかにした。政府の発表によると、先ごろハンガリーのブダペストで行われた同首相と中国の李克強首相との会談において、同

西欧のEU加盟国、中国・東欧関係の強化に懸念

中国と東欧16カ国が定期的に行っている首脳会議(16+1首脳会議)が27日、2日間の日程で始まった。大型インフラプロジェクトを中心とした協力を進め、経済関係を強化する目的で開かれているが、西欧の欧州連合(EU)加盟国では

中欧4カ国、自国政府よりEUを信頼

ハンガリー、チェコ、スロバキア及びポーランドの中欧諸国で政府や政党に対する国民の信頼感が著しく低いことがわかった。ヴィシェグラード財団などが先ごろ行ったこれら4カ国の市民に対する調査報告によると、欧州連合(EU)への信頼

中東欧諸国の景気好調、消費が成長をけん引

中東欧の欧州連合(EU)加盟国の経済が好調だ。7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP)は軒並み拡大し、中でもルーマニアは前年同期比で8.6%も伸びた。賃金上昇による個人消費の増加が成長をけん引している。ただ、今後は

中東・中央アジア5カ国、幹線整備で協定締結

アフガニスタンとトルコを結ぶ道路・鉄道幹線「ラピスラズリ幹線(Lapis Lazuli corridor)」の整備に向けて、両国およびアゼルバイジャン、ジョージア、トルクメニスタンの5カ国が15日、協定を締結した。関税手

ハンガリーとポルトガル、VCファンド設立

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は6日、同国とポルトガルを対象とした投資ファンド、イースト・ウエスト・ベンチャーキャピタル(VC)ファンドを設立したと発表した。今後8年間で2,000万ユーロを両国の中小企業に投資してい

ロシア経済成長率、第3四半期は1.8%に低下

ロシア連邦統計局(ロススタット)が13日発表した2017年7-9月期(第3四半期)の経済成長率(速報値)は前年同期比で1.8%にとどまり、2.5%の伸びを示した前期に比べて減速が顕著となった。個人消費は堅調さを保っている

スロベニア大統領選、現職が再選

スロベニアで12日実施された大統領選挙の決選投票で、現職のパホル大統領(54)が52.9%を得票して再選が決まった。しかし、対抗するシャレツ候補(39)も47.1%と健闘し、来年7月の議会選に出馬する可能性が出てきた。

スロバキアとハンガリー、パイプライン敷設で合意

スロバキアとハンガリーは10月30日、スロバキアからブルガリアにまたがる天然ガスパイプラインを敷設する「イーストリング・ガスパイプライン」プロジェクトの実施で基本合意した。 イーストリング・ガスパイプラインは、スロバキア

クロアチア、7~8年後ユーロ導入=プレンコビッチ首相

クロアチアのプレンコビッチ首相は10月30日、今後7~8年以内に欧州単一通貨ユーロを同国に導入したいとの考えを明らかにした。欧州連合(EU)議長国に就任する2020年上半期までに欧州為替相場メカニズムII(ERM II)

ロシアがイランとの関係強化、石油・ガス開発に300億ドル

ロシアのプーチン大統領は1日、訪問先のイランで同国のロウハニ大統領と会談し、エネルギー分野を中心に両国の関係を強化することで合意した。中東で政治的・経済的な影響力を高める戦略の一環で、国営石油会社ロスネフチやガス会社ガス

アゼルバイジャン、ジョージア・トルコを結ぶ新鉄道が開通

アゼルバイジャンからジョージア経由でトルコに至る新鉄道路線が10月30日に開通した。ロシアを経由せず欧州と中国の旅客・貨物輸送を中継する初の鉄道路線となり、大きな経済効果が期待されている。投資額は10億米ドル超で、アゼル

中東欧、医療ツーリズムで人気

中東欧で医療ツーリズムの人気が高まっている。西欧諸国やロシアなどから患者を集めており、近年同部門の成長率は10%を超えている。現在は初歩的な医療サービスの提供に留まるものの、高度医療までサービスを拡大する余地があるため、

ロスネフチ、クロアチア同業INAに食指

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが、ハンガリー同業MOLの持つクロアチアINA株に食指を動かしている。クロアチア政府がINAの経営をめぐってMOLと対立を深めているのを受けたもので、セチン社長は「クロアチア政府が新たな戦

欧州議会、対トルコ支援の削減提案

欧州議会は10月25日、欧州連合(EU)加盟候補国のトルコに対する支援金の大幅な削減を提案した。昨年7月のクーデター未遂事件をきっかけに、エルドアン政権が強権化を加速させていることなどを理由に、2018年に拠出する予定の

トルコとポーランド、経済関係強化へ

トルコのエルドアン大統領は17日、訪問先のポーランドで同国のドゥダ大統領と会談し、両国の経済関係を強化することで合意した。貿易額を5年以内に現在の60億米ドルから100億ドルに拡大することを目指す。 両大統領は貿易、科学

チェコ下院選挙、前財務相率いるANOが圧勝

チェコで20、21日実施された下院選挙(定数:200)は、富豪のアンドレイ・バビシュ前財務相(63)率いるポピュリスト政党「不満を抱く市民の運動(ANO)」が29.6%の得票を確保し、他党に大差をつけて勝利した。改選前の

ロスネフチがクルド自治区のパイプライン権益取得

ロシア石油最大手の国営ロスネフチは19日、イラク北部のクルド人自治区にある石油パイプラインの経営権を取得することで自治区政府と合意したと発表した。中東で政治的・経済的な影響力を高めたいプーチン大統領の戦略の一環とみられる

トルコとウクライナ、二重課税防止条約を改正

トルコとウクライナ両政府は9日、両国が締結している二重課税防止条約の改正に関する合意に署名した。ウクライナ財務省の発表によると、今回の改正では、経済協力開発機構(OECD)のモデル租税条約の条項に合わせて居住者の定義が拡

スロベニア、30年からディーゼル・ガソリン車の新規登録禁止

スロベニア政府は13日、2030年からディーゼル、ガソリン燃料車の新規登録を実質的に禁止する方針を発表した。運輸部門における代替燃料の導入に向けた戦略の一環で、環境負荷の小さい自動車の普及を後押しする。充電スタンド増設な

EU、リトアニア国鉄に2800万ユーロの制裁

欧州委員会は2日、リトアニア国鉄のリトアニア鉄道が国内の鉄道インフラ市場における支配的地位を乱用し、貨物輸送サービスで公正な競争を阻害したとして、約2,800万ユーロの制裁金を科したと発表した。 今回の事案は、ポーランド

ロシア複合企業En+、ロンドン証取に来月上場

ロシアの富豪オレグ・デリパスカ氏が率いる複合企業En+が来月、ロンドン証券取引所(LSE)に上場する。ロシア企業のLSE上場は、ロシアのクリミア併合問題で欧米の対ロ制裁措置が2014年に発動されてから初めて。ロシア株に対

ロシアとサウジ、30億ドル超の投資契約調印

ロシアのプーチン大統領は5日、同国を訪問中のサウジアラビアのサルマン国王と会談し、軍事・エネルギー分野で協力を拡大することで合意した。サウジ国王がロシアを訪問するのは今回が初めて。同じ原油生産大国という立場で提携を深め、

ラトビアとベラルーシ、交通分野で協力拡大

ラトビアとベラルーシは2日、交通分野での協力拡大で合意した。ラトビア運輸省が現地通信社LETAに明らかにしたもので、作業グループが両国を結ぶ貨物輸送ルートの利用促進に共同で取り組むとともに、航空分野では旅客輸送でも協力を

日本の文部科学省とエストニア教育研究省、研究開発で協力

エストニアのレプス教育研究大臣は先ごろ、日本の林文部科学大臣と会談を行い、両国間で研究及び科学技術分野に関する協力協定を締結することを提案した。これに対し林大臣は、協定の締結で科学技術に関する両国間の協力関係が促進される

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