サウジテレコムの通信インフラ子会社、欧州事業を開始

サウジアラビアの通信大手サウジテレコム(stc)は27日、通信インフラ子会社タ
ワル(TAWAL)が欧州事業を開始したと発表した。グローバル事業の拡大を目指す
stcの戦略に沿ったもの。同社はすでに4月、バルカン地域の通信大手ユナイテッ
ド・グループからブルガリア、クロアチア、スロベニアにある4,800基以上の電波
塔資産を取得していた。取引額は明らかにされていない。
タワルは欧州市場における5Gとモバイルサービスの成長可能性を踏まえ、同地域の
移動体通信事業者(MNO)に高品質で効率的な信頼性の高い情報通信技術(ICT)イ
ンフラを提供していく。今回の欧州進出により、タワルの電波塔ポートフォリオは
昨年に事業を開始したパキスタンを合わせて計5カ国の2万1,000基に拡大する。

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