チェコのシュコダ自動車は21日、SUVモデルの累積生産台数が300万台を超えたと発
表した。現在、SUVは同社の世界販売の約半数を占めている。
300万台目のモデルはクヴァシニ工場で生産された「コディアク(Kodiaq)・ス
ポーツライン」。コディアクは同社の主力SUVで、これまでに84万1,000台以上が生
産されている。近々発表予定の第2世代モデルはプラグインハイブリッド(PHV)仕
様で、電気駆動のみで100キロメートル以上を走行できる。
シュコダ自は2009年、SUV市場に「イエティ(Yeti)」で初めて参入した。現在は
コディアクのほか「カロク(Karoq)」、「カミク(Kamiq)」、同社初の完全電気
自動車(BEV)である「エンヤク(Enyaq)」と、インド市場専用モデル「クシャク
(Kushaq)」を展開している。
生産はチェコ、中国、インド、スロバキアおよびウクライナの工場で行っている。
このうちチェコでは、ムラダー・ボレスラフの本社工場でカミク、エンヤク、エン
ヤク・クーペを、クヴァシニ工場でコディアクとカロクを生産している。