韓国現代モービス、スロバキアにEV部品工場を設置

韓国自動車部品大手の現代モービスがスロバキアに電気自動車(EV)用部品工場を
設置する。投資額は1億7,000万ユーロ。製品は主に近在の韓国系自動車メーカーに
供給する予定。英字紙『スロバキア・スペクテーター』が16日報じた。
スロバキア西部のノヴァーキに建設する。新規雇用は281人。炭田地域の同地は昨
年末に炭鉱が閉鎖されており、現代モービスの進出は大きな期待をもって受け止め
られている。同国のロベルト・フィツォ首相は同社に対し「工場が優れた人材を確
保できるようあらゆる手段を講じる」と約束した。
新工場はスロバキア国内の起亜自動車、および現代自動車とトルコのキバールグ
ループが設立した合弁会社、現代アッサン向けに、電気駆動システムやその他の部
品を生産する。2025年12月の稼働開始と、27年1月のフル稼働開始を見込む。将来
的に現代自のチェコ工場にも製品を供給する予定。
現代モービスはまた、スロバキア北部ジリナの起亜自工場に隣接した自社工場も拡
張し、350人を雇用する計画だという。

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