医療品

Novartis:ノバルティスのスロベニア子会社、研究開発拠点を拡張

スイス製薬大手ノバルティスのグループ会社レク(Lek)は先ごろ、スロベニアの首都リュブリャナの研究開発拠点を拡張したと発表した。

がんの治療に用いる固形剤や無菌製剤を開発するための実験施設を設置したほか、既存施設の改修を行った。

リュブリャナの研究施設では330人が従事している。

「合意なき離脱」で医薬品の不足や食品高騰の恐れ、英政府が文書公表

英政府は11日、英国が合意のないままEUを離脱した場合の影響をまとめた文書を公表した。

文書には8月2日時点の分析であることが明記されており、ジョンソン政権が発足した直後に作成されたとみられる。

「合意なき離脱」の準備を担当するゴーブ国務相は「最悪のシナリオ」を想定したものだと強調しているが、ジョンソン首相はこれまで「適切な対策を講じれば国民への負担は最小限で済む」と説明していただけに、同氏の強硬離脱姿勢に対する批判が今後さらに高まりそうだ。

Stada;後発薬大手の独シュターダ、セルビア事業の強化を計画

独後発医薬品大手シュターダは3日、今年から来年にかけてセルビアに4,000万ユーロを投資することを明らかにした。

シュターダは2006年にヘモファームを買収し、これまでに3億ユーロを投資してきた。

ヘモファームは昨年、錠剤など56億個を生産している。

Richter:ハンガリー製薬大手リヒター、骨粗しょう症治療薬のバイオ後発品を発売

ハンガリーの製薬大手リヒター・ゲデオンは20日、欧州で骨粗しょう症治療薬テリパラチドのバイオ後発品「テロサ(Terrosa)を発売したと発表した。適応は、イーライリリーの先発薬「フォルテオ」と同じ「閉経後の女性の骨粗しょう症」、{骨折の危険性の高い骨粗鬆症」、「ステロイド性骨粗しょう症」の3つだ。

リヒターによると、テロサは閉経後の女性の脊椎骨折、非脊椎骨折で投与による有意差を確認した。

テロサは独ヘルムとの合弁会社リヒター・ヘルム・バイオテックが開発した。

Bayer:バイエル、動物薬事業を米エランコに売却

製薬・農業化学大手の独バイエルは20日、動物薬事業を米エランコに売却することで合意したと発表した。経営資源を絞り込み収益力を引き上げる方針に基づく措置。エランコは動物薬で世界2位メーカーに浮上する。 バイエルは動物薬事業

Richter Gedeon:リヒターの統合失調症薬、田辺三菱がシンガポールとタイで承認取得

ハンガリー製薬大手リヒター・ゲデオンは8日、提携先の田辺三菱製薬がシンガポールとタイで統合失調症治療剤「カリプラジン」の製造販売承認を取得したと発表した。

リヒターと田辺三菱製薬は、リヒターの供給するカリプラジンを田辺三菱が両国で販売する契約を結んでいる。

リヒターは承認手続きに関連するマイルストーンのほか、売上高に基づくロイヤリティを受け取る。

化学・製薬業界のR&D投資が過去最高更新

独化学工業会(VCI)が15日発表したドイツ国内における化学・製薬業界の昨年の研究開発(R&D)投資額は前年比2.6%増の118億ユーロとなり、過去最高を更新した。

化学・製薬業界のR&D投資額が最も大きい国は米国で、世界全体の43%を占めた。

VCI研究・科学・教育委員会のトーマス・ヴェッセル委員長は、化学・製薬業界のR&D投資額で中国がわずか17年で米国に次ぐ2位に浮上したことを踏まえ、「研究・生産立地競争でドイツが現在の良好な地位を保つのは中期的に難しくなる」と指摘。

Bayer:バイエル―動物薬事業を米エランコに売却―

製薬・農業化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は20日、動物薬事業を米エランコに売却することで合意したと発表した。

エランコは動物薬で世界2位メーカーに浮上する。

バイエルは動物薬事業を総額76億ドルで譲渡する。

Hartmann:ハルトマン―創傷保護粘着剤メーカーを買収―

医療製品大手の独ハルトマン・グループ(ハイデンハイム)は5日、創傷保護粘着剤製造の仏サフラン・コーティングを買収すると発表した。先進創傷ケア(AWC)分野の製品ポートフォリオを拡充する狙い。買収金額は明らかにしていない。

Richter Gedeon:

ハンガリー製薬大手リヒター・ゲデオンは25日、ヨルダン系の同業ヒクマ・ファーマシューティカルズに、中東・北アフリカ14カ国における抗精神病薬「カリプラジン」の登録・商業化に関するライセンス権を独占的に付与する契約に調印し

独大手企業などに中国のサイバー攻撃

ドイツなどの大手企業がここ5年以上に渡って、中国系とみられるハッカー集団「WINNTI(ウィンティ)」の攻撃を受けている。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が25日報じたもので、独シーメンス(電機)、ヘンケル(化学)、

Richter Gedeon:ハンガリー製薬大手リヒター、米社への出資拡大

ハンガリー製薬大手リヒター・ゲデオンが米同業エベストラに対する出資比率を引き上げる。リヒターがこのほどブダペスト証券取引所に提出した有価証券報告書で明らかにしたもので、同社に対するエベストラの債務150万ドルと引き換えに

Bayer:バイエル―第2四半期純益が半減―

製薬・農業化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が30日発表した2019年第2四半期(4~6月)決算の純利益は前年同期比49.1%減の4億400万ユーロと大幅に落ち込んだ。組織再編や、フットケア剤「ドクター・ショール」の

Bayer:バイエル―2剤併用治験で小野製薬などと協業―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は18日、同社と米ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)、小野製薬の3社ががん治療薬の共同治験を行うと発表した。バイエルの抗がん剤「スチバーガレ(ゴラフェニブ)」と、BMSと小野

Bayer:バイエル―フットケア剤ブランドを売却―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)は22日、フットケア剤ブランド「ドクター・ショール」を米投資会社イエロー・ウッド・パートナーズに売却することで合意したと発表した。一般医薬品(OTC)部門の再編方針を受け

FRRT:放射線治療機器メーカーFRRT、モスクワ近郊に新工場

露製薬大手Rファーム傘下の放射線治療機器メーカー、FRRTがモスクワ近郊のドゥブナ経済特区に新工場を建設する。同経済特区事務局がこのほど明らかにしたもので、敷地面積は2,300平方メートル、投資額は約9億ルーブル(1,2

Bayer:バイエル、2剤併用治験で小野製薬などと提携

製薬大手の独バイエルは18日、同社と米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)、小野製薬の3社ががん治療薬の共同治験を行うと発表した。バイエルの抗がん剤「スチバーガレ(ゴラフェニブ)」と、BMSと小野のがん免疫チェックポ

Biontech:ビオンテック―3.3億ドルを調達―

バイオ医薬品開発の独ビオンテック(マインツ)は9日、既存と新規の投資家から事業資金3億2,500万ドルを調達したと発表した。オーダーメードながん治療法の開発に充てる。同社は将来性を高く評価さえており、昨年1月にも2億7,

GSKとファイザーの大衆薬事業統合、欧州委が条件付きで承認

欧州委員会は10日、製薬大手の英グラクソ・スミスクライン(GSK)と米ファイザーが一般用医薬品(大衆薬)事業を統合する計画を承認したと発表した。ファイザーが「サーマケア」のブランド名で展開する局所疼痛治療薬事業を売却する

Canon Medical:キヤノンメディカル、ロシア製薬最大手と戦略提携

キヤノンメディカルシステムズは1日、ロシア製薬最大手Rファームと戦略提携で合意したと発表した。Rファームがロシアでキャノン製の医療用画像診断装置を販売するほか、将来的な現地生産までを視野に入れて両社間の連携を進める。これ

Canon Medical:キヤノンメディカル、ロシア製薬最大手と戦略提携

キヤノンメディカルシステムズは1日、ロシア製薬最大手Rファームと戦略提携で合意したと発表した。Rファームがロシアでキャノン製の医療用画像診断装置を販売するほか、将来的な現地生産までを視野に入れて両社間の連携を進める。これ

AbbVie:米製薬大手アッヴィ、アイルランドのアラガンを買収

米製薬大手アッヴィは6月25日、アイルランド同業のアラガンを買収することで合意したと発表した。買収額は約630億ドル。主力の関節リウマチ治療薬「ヒュミラ」の特許切れで収益低下が懸念される中、しわ取り薬「ボトックス」で知ら

GEA―各部門の責任明確化―

機械大手の独GEA(デュッセルドルフ)は24日、組織再編計画を発表した。既存の事業部門をおおむね維持しながらも、各部門に最高経営責任者(CEO)などからなる取締役会を設置して権限を強化するとともに責任を明確化。収益力を高

Bosch:ボッシュ―中国のロボット新興企業に出資―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は25日、人工知能(AI)などを活用したハイテクロボットを開発・製造する中国の新興企業メガロボ(MegaRobo)にベンチャー投資子会社ロバート・ボッシュ・ベンチャー・キャピ

ベラルーシ、ウズベキスタンと製造業分野の提携に意欲

ベラルーシがウズベキスタンとの製造業分野での提携を希望している。18日に開かれた両国政府間委員会でドヴォルニク副首相は、自動車・機械生産における大型プロジェクトを共同で実施することを提案した。一方、ベラルーシの関心がある

独食品・包装機械売上、昨年は過去最高の152億ユーロに

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は19日、同国の食品・包装機械業界の2018年の売上高が過去最高の約152億ユーロに達したと発表した。前年比の増加幅は8%と大きく、10年来の高水準を記録している。 部門別でみると、包装機械

5G社会実現に向けて前進、周波数帯を4社が落札

次世代移動通信規格5Gの周波数帯割り当て入札が12日、終了し、ドイツは高速で遅延性の低い通信の実現に向けた一歩を踏み出した。今後は落札各社が速やかに通信網を構築することが課題となる。5Gは工場の機器がネットワークでつなが

Stada:シュターダ―GSKからOTCブランド取得―

独後発医薬品大手のシュターダ(バート・フィルベル)は7日、英製薬大手グラクソ・スミスクラインから一般医薬品(OTC)ブランド6種類を譲り受けることで合意したと発表した。欧州全域、およびアジア太平洋とラテンアメリカの一部の

ネスレ―スキンケア事業の売却交渉入り―

スイスの食品世界最大手ネスレ(ヴェヴェイ)は16日、スキンケア事業の売却に向け、スウェーデンの投資会社などが主導するコンソーシアムと独占交渉に入ったと発表した。売却額は102億スイスフランで、今年後半には売却手続きを終え

化学業界に景気低迷の影響、第1四半期売上1.1%減に

独化学工業会(VCI)が15日発表した独化学・製薬業界の1-3月期(第1四半期)の売上高は営業日数・季節要因調整後の実質で前期比1.1%減の483億ユーロへと落ち込んだ。世界的な景気低迷が反映された格好で、国内売上が2.

クロアチア製薬大手、ポーランドのポルファーマと提携

クロアチアの製薬会社ヤドラン・ガレンスキ・ラボラトリー(JGL)とポーランド同業ポルファーマはこのほど、戦略提携を結ぶことで合意した。クロスランセンスや目薬の共同生産、ロシア市場での協力などを進めていく。 クロアチアのリ

上部へスクロール