証券

ドイツ銀行―16年12月期も赤字に―

独最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)が2日発表した2016年12月通期決算の最終損益は、13億5,600万ユーロの赤字だった。米国での住宅ローン担保証券(RMBS)の不正販売問題をめぐる72億ドルの制裁金支払いなど […]

自動車部品大手グラマーに会社乗っ取りの危機

自動車シート大手の独グラマーが会社乗っ取りの危機に直面している。計20%超の株式を持つ投資会社2社がハルトムート・ミュラー社長の解任と、株主代表の監査役の大幅な入れ替えを要求しているのだ。同投資2社はともにボスニアの事業

資金洗浄問題でドイツ銀が英米当局と和解

ドイツ銀行は1月31日、ロシアの富裕層の資金洗浄を同行がほう助していた問題で、英国と米国の当局と和解合意したと発表した。総額6億ユーロを支払う。すでに引当金を計上しており、今回の合意が財務上の新たな負担となることはない。

ドイツ取引所社長にインサイダー取引の容疑

フランクフルト検察当局は1日、フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所の本社で立ち入り捜査を実施した。同社のカルステン・ケンゲーター社長にインサイダー取引の容疑が持たれているためで、同社長の自宅も捜査の対象となった

ギリシャのアルファ銀、セルビア子会社を売却

ギリシャ大手銀行のアルファバンクは1月31日、セルビアの財閥MKグループに同国子会社アルファバンク・セルビアの全株式を売却することで合意したと発表した。自己資本比率を強化し、流動性を確保することが狙い。取引額は明らかにし

ギリシャのアルファ銀、セルビア子会社を売却

ギリシャ大手銀行のアルファバンクは1月31日、セルビアの財閥MKグループに同国子会社アルファバンク・セルビアの全株式を売却することで合意したと発表した。自己資本比率を強化し、流動性を確保することが狙い。取引額は明らかにし

BMTS―親会社2社が売却へ―

自動車部品大手の独ボッシュとマーレは1月23日、ターボチャージャー製造の合弁会社BMTS(ボッシュ・マーレ・ターボ・システムズ)の売却方針を発表した。ターボチャージャー市場は拡大傾向にあり、今後も成長が見込まれるものの、

ブッシュ―同業ファイファー・バキュームにTOB―

投資会社パンゲア(Pangea)傘下の独真空ポンプメーカー、ブッシュ(マウルブルク)は1月24日、同業ファイファー・バキューム・テクノロジーズに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。事業の拡大が狙い。ファイファ

中国企業の対欧M&Aが急増、対独では総額が24倍に

独・欧州企業を対象とする中国資本のM&A(企業の合併・買収)活動は昨年、これまでの規模を件数、金額ともに圧倒する水準へと達した。中国経済の成長鈍化を受けて新たな市場や事業分野を開拓する同国企業が増えていることが

J&J―バイオ大手アクテリオン買収で合意―

製薬大手の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1月26日、スイスのバイオ医薬品大手アクテリオン・ファーマシューティカルズを友好的に買収すると発表した。J&Jは昨年、アクテリオン買収に向けて交渉

ノバルティス―眼科部門の分離を視野に―

スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)は1月25日の決算発表で、業績不振の眼科部門アルコンについてあらゆる選択肢を検討すると発表した。他社への売却、新規株式公開(IPO)を視野にいれている。ジョセフ・ジメネス最高経営責

伊インテサ銀がゼネラリ買収を検討

伊大手銀行インテサ・サンパオロは24日、同国の保険最大手ゼネラリの買収を検討していると発表した。創業186年のゼネラリをめぐっては、仏アクサや独アリアンツなどが買収に動くとの観測が広がっている。このため市場では、ゼネラリ

ノバルティス、眼科部門の分離を検討

スイス製薬大手のノバルティスは25日、業績不振の眼科部門アルコンの分離を検討していることを明らかにした。他社への売却、新規株式公開(IPO)を含む「あらゆる選択肢を検討する」としている。年末までに結論を出す方針だ。 ノバ

中国化学大手、スロベニアのIT企業を買収

中国化学大手の浙江金科娯楽文化控股有限公司は25日、中国同業の連合好運集団控股有限公司が保有するスロベニアのアプリ開発企業アウトフィット7(Outfit7)の全株式を取得すると発表した。連合好運集団は今月初め、同社を10

トルコ利上げ、リラ安食い止め成らず

トルコ中央銀行は24日、翌日物貸出金利(上限金利)を0.75ポイント引き上げ、9.25%へ設定した。通貨リラ安を食い止める狙い。今月中旬以来、事実上の上限金利として機能している後期流動性供給金利(16~17時の翌日物貸出

トムトム―自動走行技術のスタートアップ買収―

カーナビ・デジタル地図大手の蘭トムトム(アムステルダム)は18日、自動走行技術の独スタートアップ企業オートノモスを買収したと発表した。自動走行分野の競争力を高め、競合のヒア、グーグルに対抗する。買収金額など取引の詳細は公

アルノ―従業員6分の1を削減へ―

独キッチン家具メーカー、アルノ(プレンドルフ)は20日、人員削減計画を発表した。同社は1995年の株式公開(IPO)以降、ほぼ一貫して赤字が続いており、筆頭株主だった米家電大手ワールプールは昨年秋に資本撤退。その後に筆頭

エボニック―ナノテク新興企業に出資―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)16日、米国の新興企業ナノテク・インダストリアル・ソリューションズ(NIS)に少数資本参加したと発表した。オイル添加剤分野で競争力を強化する狙い。出資額と出資比率は明らかにしていない

ベルテルスマン―書籍合弁を完全買収の方向―

メディア大手の独ベルテルスマン(ギュータースロー)が英同業ピアソンとの書籍合弁会社、ペンギン・ランダムハウスを完全子会社化する可能性が高まってきた。ピアソンが保有する同合弁株の売却方針を打ち出し、ベルテルスマンが買い取り

仏サフランがゾディアック買収

仏航空機エンジンメーカーのサフランは19日、旅客機の座席など航空機内装品を手がける仏ゾディアック・エアロスペースを約85億ユーロで買収することで合意したと発表した。仏大手航空関連メーカーの統合により、航空関連機器で世界2

伊眼鏡大手ルクソティカ、仏エシロールと合併

眼鏡大手の伊ルクソティカは16日、眼鏡用レンズで世界最大手の仏エシロールと合併することで合意したと発表した。誕生する新会社エシロール・ルクソティカは時価総額が500億ユーロ、年間売上高が150億ユーロを超える巨大眼鏡企業

伊国鉄、ギリシャのトレノセ買収契約に調印

ギリシャの国有資産売却を進める政府機関の資産開発基金(HRADF)は18日、国営鉄道会社トレノセをイタリア国鉄(フェッロヴィーエ・デッロ・スタート=FS)に売却する契約に調印した。FSはトレノセの全株式を4,500万ユー

クロアチアテレコム、モンテネグロ同業を買収

クロアチアの通信最大手クロアチア・テレコム(HT)は10日、ハンガリー同業マジャールテレコムからモンテネグロのツルノゴルスキテレコム(Crnogorski Telekom)の株式76.5%を取得する契約を締結した。取得額

ダイムラー―配達ロボットベンチャーに出資―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は13日、バン部門メルセデス・ベンツ・バンズが配達ロボットの英有力スタートアップ企業であるスターシップ・テクノロジーズの転換社債を引き受け主導的な出資者(リードインベスター )

ノルマ・グループ―ポルトガル社を買収―

独接合部品大手ノルマ・グループ(マインタール)は16日、クランプの製造・販売を手がけるポルトガルのリフィアル(Lifial)を買収したと発表した。製品の幅を広げるほか、イベリア半島などでプレゼンスを強化する考え。北アフリ

アルツケム―IPOへ、飼料添加剤工場を建設―

中堅特殊化学メーカーの独アルツケム(トロストベルク)は16日、フランクフルト証券取引所で今年上半期中に新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。2月中旬までに市場デビューを果たすもようで、同取引所で今年最初のIPOとな

ルフトハンザ―エティハド航空が出資か―

独最大手航空のルフトハンザ(フランクフルト)と中東の競合エティハド航空が出資交渉をしているとの観測が浮上している。伊紙『メッサジェッロ』が情報源を示さずに報じたもので、完全合併の可能性も協議しているという。両社は報道内容

フォイト

機械大手の独フォイトは11日、産業ロボット大手クーカの株式25.1%を中国の家電大手・美的集団に売却し、約12億ユーロを獲得したと発表した。売却益を内部成長や他社の買収のほか、金利の高い社債6ユーロの早期償還に投入。財務

英ポンドが急落、メイ首相の発言で

欧州の金融市場が新年早々、英国のEU離脱問題で揺れている。メイ英首相のインタビューでの発言から、英国がEU単一市場へのアクセスを失う「ハード・ブレグジット(強行離脱)」に突き進むとの見方が広がったためで、英ポンドは9日の

クロアチアテレコム、モンテネグロ同業を買収

クロアチアの通信最大手クロアチア・テレコム(HT)は10日、ハンガリー同業マジャールテレコムからモンテネグロのツルノゴルスキテレコムの株式76.5%を取得する契約を締結した。取得額は1億2,350万ユーロ。1月末までの取

ドイツ銀が米司法省と和解

ドイツ銀行は12月23日、住宅ローン担保証券(RMBS)の不正販売問題をめぐる米司法省との交渉で和解金72億ドルを支払うことで基本合意したと発表した。交渉開始の時点では140億ドルの支払いを提示されており、ほぼ半額に引き

クロアチア政府、石油大手INAの株式買い戻しへ

クロアチアのアンドレイ・プレンコビッチ首相は12月末、同国の石油大手INAの株式49%をハンガリーのエネルギー最大手MOLから買い戻す方針を明らかにした。MOLが握るINA経営権の取り消しを求めた訴えが、国連国際商取引委

ヒア―インテルなど4社が出資へ―

独高級車大手ダイムラー、BMW、アウディの合弁会社であるデジタル地図サービスの蘭ヒアは12月27日、中国企業2社とシンガポール政府投資公社(GIC)の計3社が同社に資本参加することなどで合意したと発表した。今月3日には米

シェフラー―モーター開発会社を買収―

ベアリング大手の独シェフラー(ヘアツォーゲンアウラハ)は12月20日、電子部品製造の独セミクロン・インターナショナルからモーター開発子会社コンパクト・ダイナミックスを買収することで合意したと発表した。Eモビリティ分野のノ

クーカ

産業ロボット大手の独クーカは12月30日、中国の家電大手・美的集団が同社を買収する計画を米国の対米外国投資委員会(CFIUS)が承認したと発表した。美的集団はこれにより同買収の実現に必要な当局の承認をすべて確保ことになる

メルク

ライフサイエンス大手の独メルクは4日、食品安全検査製品の有力企業である米バイオコントロール・システムズを買収したと発表した。食品の安全性に対する関心の高まりを背景に検査需要が高まっていることから、メルクは同分野の事業を強

伊3位銀行の増資失敗、政府が救済を決定

伊大手銀行バンカ・モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(BMPS)は12月22日、経営健全化の柱として計画していた増資が失敗に終わったと発表した。これを受けて伊政府は23日、同行への公的支援を決定。BMPSは即座に支援を申

リンデとプラクスエア、合併で基本合意

産業ガス大手の独リンデと米プラクスエアは12月20日、合併で基本合意したと発表した。両社は合併交渉を行ったものの、リンデが合併後の新会社での影響力が弱まることに難色を示し、9月に破談。プラクスエアがその後、合併交渉の再開

LSE、清算機関の仏部門をユーロネクストに売却

英ロンドン証券取引所(LSE)グループは3日、デリバティブ(金融派生商品)清算機関LCHクリアネットの仏部門をパリ証券取引所などを運営するユーロネクストに売却することで合意したと発表した。売却額は5億1,000万ユーロ。

蘭保険大手NN、デルタロイド買収で合意

オランダ保険大手のNNグループは12月23日、国内同業のデルタ・ロイドを買収することで合意したと発表した。買収額は25億ユーロ。デルタ・ロイドは当初、買収提案を拒否していたが、NNが買収額を引き上げたことから受け入れに転

ドイツ銀が米司法省と和解、72億ドル支払いへ

独最大手銀行のドイツ銀行は12月23日、米国での住宅ローン担保証券(RMBS)の不正販売問題をめぐり、米司法省に和解金72億ドルを支払うことで基本合意したと発表した。交渉開始の時点では140億ドルの支払いを提示されており

クロアチア政府、石油大手INAの株式買い戻しへ

クロアチアのアンドレイ・プレンコビッチ首相は12月末、同国の石油大手INAの株式49%をハンガリーのエネルギー最大手MOLから買い戻す方針を明らかにした。MOLが握るINA経営権の取り消しを求めた訴えが、国連国際商取引委

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