金属

サプライチェーンを透明化、ダイムラーが原料採掘問題に対応

自動車大手の独ダイムラーは2日、同社製車両の部品に使われる原料の採掘などに際にて人権侵害が行われていないかのチェック体制を強化すると発表した。車載電池の重要な原料であるコバルトの採掘で児童労働などの深刻な人権侵害が横行し

輸入物価が2カ月連続で低下、3月は-0.1%に

ドイツ連邦統計局が4月27日発表した3月の輸入物価指数は前年同月比0.1%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。消費財、投資財、農産物の下落が響いた格好。エネルギーは7.1%増と大きく上昇しており、エネルギーを除いた輸入物価

独車部品フォアヴェルク、セルビア新工場に4300万ユーロ

自動車の軸受け部品などを手掛ける独フォアヴェルク・オートテック(ヴッパータール)は先ごろ、セルビア拠点の開設に4,300万ユーロを投資すると発表した。中西部のチャチャクに工場と試験施設を設置する計画で、同社にとり中東欧で

生産者物価の上げ幅6カ月ぶりに拡大、3月は1.9%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した3月の生産者物価指数は前年同月を1.9%上回り、上げ幅は前月の同1.8%から0.1ポイント拡大した。上昇率の拡大は6カ月ぶり。エネルギーは2.4%増で、エネルギーを除いた生産者物価の上げ幅

フィンランドが電池セル生産の立地条件アピール

フィンランドは電池セルの有望な生産拠点として同国をアピールしていく考えだ。電池の生産に必要な天然資源がすべてそろっているうえ、電池の生産で大量に用いられる電力の価格も低いためで、ミカ・リンティラ経済相は独『フランクフルタ

川崎重工業―ダイムラーの燃料電池車に部品供給―

川崎重工業は23日、独自動車大手ダイムラー向けに開発した「高圧水素減圧弁」がメルセデスブランドの新型燃料電池車「GLC F-CELL」に採用されたと発表した。川重は水素関連事業を成長分野の一つと位置づけており、同社製品が

JX金属―独社買収に国際協力銀が協力―

JX金属は17日、独金属素材製造エイチ・シー・スタルクの子会社エイチ・シー・スタルク・タンタルム・アンド・ニオビウム(HCS TaNb)を国際協力銀行と共同買収すると発表した。当初は単独での買収を予定していたが、国際協力

ティッセンクルップ―印に電磁鋼工場開設―

鉄鋼大手の独ティッセンクルップ(エッセン)は19日、インドに方向性電磁鋼工場を開設したと発表した。同国で方向性電磁鋼を生産するのは同社が初めて。再生可能エネルギー電力の増加を受けて送電分野で需要が高まっていることから現地

ムルマンスク州、チタン鉱床開発の免許入札実施へ

ロシア北西部のムルマンスク州が、チタン鉱の採掘・加工事業免許入札を実施する計画だ。チタン酸化物や希土類(レアアース)金属濃縮物の生産が目的で、開発には約140億ルーブル(約1億8,500万ユーロ)の投資が必要になる見通し

卸売物価の上げ幅、2カ月連続1.2%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した3月の卸売物価指数は前年同月比1.2%増となり、上げ幅は前月(同1.2%)と同じ低い水準にとどまった。石炭・石油が1.3%下落。コーヒー・茶・カカオ・香辛料(10.7%減)とペット・家畜(

アペラム―ステンレス鋼の独VDMを買収―

ルクセンブルクのステンレス鋼大手アペラムは11日、独同業VDMメタルズを米投資会社リンジー・ゴールドバーグから譲り受けることで合意したと発表した。合金・特殊製品事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。取引の成立

ティッセンクルップ

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは12日、欧州鉄鋼事業を印同業タタ製鉄と合弁化する計画の進展が遅れていることを明らかにした。合弁実現の前提となる労組の承認獲得にタタが手間取っているためで、来年1月に合弁を設立するとい

「グリーン水素」生産へ、パイロット施設建設開始

再生可能エネルギー電力を用いて水から水素を作り出すパイロット施設の建設が、墺鉄鋼大手フェストアルピーネのリンツ工場で16日に始まった。二酸化炭素(CO2)の発生を削減・回避する形で水素と鉄鋼を生産する技術の開発と、再生エ

クライペダFEZ、新工業団地整備で起業・事業拡大を支援

リトアニアのクライペダ自由経済地区(FEZ)が330万ユーロをかけて工業団地「フレックス・スタート」を整備する。同地域で不足する事務所・工場向け賃貸物件を市場に供給するとともに、迅速かつ確実な拠点開所を支援する狙い。今年

独ロ化学合弁企業UCP-HA、生産力強化に11.8億ルーブル

独・ロシア資本の化学会社ウラルキムプラスト・ヒュッテナス・アルバータス(UCP-HA)が、ロシア中部スヴェルドロフスク州のニジニ・タギル工場で生産設備を増設する。投資額11億8,000万ルーブル(1,670万ユーロ)のう

ルサール株価が暴落、米国の対ロ制裁強化で

米国政府による6日の対ロシア制裁拡大を受け、週明けのモスクワ証券取引市場はアルミ大手ルサールの株価が一時47%暴落するなど、荒れもようとなった。金融大手2社のズベルバンクとVTB銀行は最大でそれぞれ17.3%、9.1%下

SMSグループ―従業員570人削減へ―

鉄鋼プラント大手の独SMSグループは4日、国内の従業員4,100人のうち570人を2020年までに整理すると発表した。過剰な生産能力を抱える鉄鋼業界からの受注が落ち込んでいるためで、年内に440人を削減する予定だ。経営上

ミシュラン、英エンジニアリング会社を買収

タイヤ大手の仏ミシュランは3月19日、鉱業用ベルトコンベヤーなどを手がける英エンジニアリング会社のフェナーを12億ポンドで買収すると発表した。鉱業向け事業の強化が狙い。6月末までの買収手続き完了を見込む。 ミシュランはフ

EU首脳会議、米輸入制限の恒久的な適用除外を要求

欧州連合(EU)は3月23日に開いた首脳会議で、米国による鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対応を協議した。EUは4月末まで暫定的に適用除外となったが、首脳会議の総括文書では除外を恒久的な措置とするよう要求した。 総括文書

輸入物価が16カ月ぶりに低下、2月は-0.6%に

ドイツ連邦統計局が27日発表した2月の輸入物価指数は前年同月比0.6%減となり、16カ月ぶりに落ち込んだ。同物価の20%強を占める消費財が2.1%下落したことが最大の押し下げ要因。下落幅は耐久消費財で2.7%、非耐久消費

EU首脳会議、米輸入制限の恒久的な適用除外を要求

EUは23日開いた首脳会議で、米国による鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対応を協議した。EUは4月末まで暫定的に適用除外となったが、首脳会議の総括文書では除外を恒久的な措置とするよう要求した。 総括文書は米国が23日に発

ミシュラン、英エンジニアリング会社を買収

タイヤ大手の仏ミシュランは19日、鉱業用ベルトコンベヤーなどを手がける英エンジニアリング会社のフェナーを12億ポンドで買収すると発表した。鉱業向け事業の強化が狙い。6月末までの買収手続き完了を見込む。 ミシュランはフェナ

卸売物価の上げ幅が15カ月来の低水準に、2月は1.2%

ドイツ連邦統計局が16日発表した2月の卸売物価指数は前年同月比の上げ幅が前月の2.0%から1.2%へと縮小し、15カ月来(2016年11月以来)の低水準となった。石炭・石油が0.3%下落したほか、ペット・家畜(10.7%

生産者物価の上げ幅、14カ月来の低水準に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.8%となり、14カ月来(2016年12月以来)の小幅な伸びにとどまった。上げ幅の縮小は5カ月連続。すべての分野で上昇率が前月を下回った。 エネ

SGL―売却益で黒字転換、17年の純益1.4億ユーロに―

炭素製品大手の独SGL(ヴィースバーデン)が14日発表した2017年12月期の純損益は1億3,890万ユーロの黒字となり、前期の赤字(1億1,170万ユーロ)から大幅に改善した。黒鉛電極事業の売却益が黒字転換に大きく寄与

シーメンス―3Dプリンター工場を新設―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は19日、英ウスターに3Dプリンターの生産施設を建設すると発表した。積層造形分野でグローバルサービス事業を強化する戦略に基づく措置で、航空宇宙・自動車業界やモータースポーツ向けに金属部

ザルツギター―韓国製品などの流入を警戒―

独鉄鋼2位のザルツギターは16日の決算発表で、米トランプ政権が打ち出した鉄鋼・アルミニウムに対する高関税政策を受けて低価格製品が欧州市場に大量流入することに警戒感を示した。ハインツ・イェルク・フールマン社長は警戒すべき国

独WKW、ハンガリーに追加投資

金属・プラスチック加工の独ヴァルター・クライン(WKW)グループがハンガリー北西部のジュール工場を拡張する。同国子会社のエルプセー・フンガリア(Erbsloh Hungaria)を通じて140億フォリント(4,490万ユ

資源大手リオ・ティント、セルビア探鉱事業で豪社と合弁

英豪系資源大手リオ・ティントがセルビアでの銅と金の採掘事業に向け、豪鉱業会社ライデン・リソーシーズと合弁を設立する。ライデンの12日の発表によると、採掘の対象となるのは同社がセルビアに持つ鉱山で、東部の西テチス海鉱床に位

日本ピラー工業―独に欧州拠点開設へ―

流体制御関連機器製造の日本ピラー工業は9日、ドイツに子会社を設立すると発表した。同社初の欧州拠点で、自社製品の販売、メンテナンスを行う。 独南部のバイエルン州に完全子会社日本ピラー・ヨーロッパを7月中旬に設立する。資本金

オーストリア建材大手、ベラルーシ工場を拡張

オーストリア系の建材大手クロノスパンがベラルーシのモギリョフ工場の拡張を進めている。金属加工能力の強化が目的で、すでに昨年12月から構造材の第1生産ラインが稼働。年内に第2ラインが完成する。また、輸送用コンテナの製造設備

米アルミ大手アルコニック、ハンガリーにホイール工場設置

米非鉄大手アルコア傘下のアルミ製品大手アルコニックは6日、ハンガリー中部セーケシュフェヘールバールに設置するアルミホイール工場の建設を開始した。現地子会社アルコニック・ケフェームを通じて350億フォリント(1億1,210

独車部品SAM、スロバキア進出

ドイツの自動車部品メーカー、SAMオートモーティブがスロバキア中南部のヴェルキー・クリティーシュに工場を開設する。同国のTASR通信が先ごろ伝えたもので、3期に分けて工事を行い、2023年初頭の完工を見込む。完成後の面積

輸入物価の上げ幅、1月は14カ月来の低水準に

ドイツ連邦統計局が2日発表した1月の輸入物価指数は前年同月比0.7%増となり、14カ月来の低い上げ幅を記録した。消費財、農産物、投資財で物価が低下したことが響いた格好。エネルギーは9.2%増と大きく上昇しており、エネルギ

JX金属―金属粉製造の独社を買収―

JX金属は2月27日、金属素材製造の独エイチ・シー・スタルクから子会社エイチ・シー・スタルク・タンタルム・アンド・ニオビウム(略HCS TaNb)を完全買収すると発表した。幅広い分野の機器がネットワークでつながるIoT社

独研究機関と鉄道総研が協力関係深化

ドイツ航空宇宙センター(DLR)は2日、公益財団法人鉄道総合技術研究所(RTRI)と提携契約を締結したと発表した。空気力学、車体軽量化、素材分野で協力関係を深化させる。DLRのパスカーレ・エーレンフロイト所長は「応用に近

チェコ政府、豪企業とのリチウム採掘覚書の無効を宣言

チェコ政府は1日、豪ヨーロピアン・メタルズ(EMH)と結んだリチウム開発に関する覚書の無効を宣言した。昨秋の議会選挙で勝利したバビシュ首相率いるANOの公約「国内企業によるリチウム生産」を実現する狙い。EMHはこれに対し

JX金属、金属粉製造の独社を買収

JX金属は2月27日、金属素材製造の独エイチ・シー・スタルクから子会社エイチ・シー・スタルク・タンタルム・アンド・ニオビウム(略HCS TaNb)を買収すると発表した。幅広い分野の機器がネットワークでつながるIoT社会の

生産者物価の上げ幅4カ月連続で縮小、1月は2.1%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した1月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.1%となり、前月の同2.3%を0.2ポイント下回った。上げ幅の縮小は4カ月連続。エネルギーと非耐久消費財の上昇率低下が反映された格好。エネルギ

卸売物価の上げ幅拡大、金属・化学品などが押し上げ

ドイツ連邦統計局が16日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比2.0%増となり、2カ月ぶりに上げ幅が拡大した。鉱石・金属が最大の押し上げ要因で5.6%上昇。化学製品とスクラップ・リサイクル材料もそれぞれ9.2%増、9.0

BMW―電動車用コバルトなどを安定確保―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が電動車用電池の主要原料であるコバルトとリチウムを安定的に確保できる見通しだ。調達担当のマルクス・デュースマン取締役が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、今後10年

露鋼管最大手TMK、米国子会社のIPOを取りやめ

ロシア鋼管最大手TMKの米国子会社ISCOチューブラーは8日、ニューヨーク(NY)証券取引所における新規株式公開(IPO)を取りやめると発表した。市況が不安定なことを理由に挙げているが、先月末に米国政府が対ロシア制裁強化

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