バイオテクノロジー

バイオマスからアニリン、コベストロなどが製造方法開発

化学基礎原料のアニリンをバイオマスから製造することに、化学大手の独コベストロなどが成功した。石油などの化石燃料を原料に合成するこれまでの手法に比べ環境負荷が小さいなどメリットは大きく、研究・開発チームは今後、量産技術の開 […]

メルク―ゲノム編集の新技術を開発―

ライフサイエンス大手の独メルク(ダルムシュタット)は17日、新しいゲノム編集技術を開発したと発表した。従来の技術に比べて効率性、柔軟性、正確性が高いうえ、これまでアクセスできなかったゲノム内の領域にもアクセスできるという

メルク―1-3月期2ケタ増益に―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)が18日発表した2017年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)は前年同期比14.5%増の12億4,000万ユーロへと拡大した。糖尿病治療薬分野

バイオ薬の蘭パセオン、米社が買収

分析機器大手の米サーモフィッシャーサイエンティフィックは15日、バイオ医薬品の受託製造を手がけるオランダのパセオンを買収すると発表した。買収額は52億ドル。年内の買収手続き完了を予定している。 1株当たりの買い取り価格は

化学・製薬業界が売上予測を大幅引き上げ

独化学工業会(VCI)は10日、同国化学・製薬業界の今年の売上高予測を前年比3.5%増の1,912億ユーロとし、従来予測(同1.5%増の1,857億ユーロ)から大幅に引き上げた。上方修正は2度目。第1四半期(1~3月)の

労働時間柔軟化へ、独北東部の化学労使が合意

ドイツ北東部の化学労使は9日、労働時間を柔軟化する協定を締結した。これまで同地の雇用者団体(ノルトオストヒェミー)と化学労組(IG BCE)が一律で取り決めていた週労働時間を加盟企業の事業拠点がそれぞれ取り決めるようにす

メルク―事業部門を子会社化―

製薬・化学大手の独メルクは16日、同社を構成する製薬、ライフサイエンス(試薬など)、パフォーマンス素材(液晶など)の3部門を子会社化する方針を明らかにした。それぞれの部門がその可能性をフルに生かせるようにすることが狙い。

中国化工―シンジェンタのTOBに成功―

中国の大手化学メーカー中国化工集団(ケムチャイナ)は5日、スイスの農薬大手シンジェンタへの株式公開買い付け(TOB)で4日までに同株80.7%を確保し、TOBの成立条件(同67%以上の確保)を達成したと発表した。シンジェ

バイエルに事業放出命令、南ア当局がモンサント買収で

独ライフサイエンス大手バイエルによる米農業化学大手モンサントの買収計画を審査していた南アフリカ競争委員会は7日、同計画を条件付きで承認したと発表した。バイエルの種子ブランド「リバティリンク」事業を同種子用の除草剤「リバテ

バイエル―業績見通し引き上げ、素材好調で―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は4月27日の決算発表で2017年12月期の業績予測を引き上げた。素材子会社コベストロが好調なためで、売上高を従来予測の490億ユーロ以上(前期比で1ケタ台前半~半ばの増加率)

1-3月期小売売上0.8%増加、通販などけん引

ドイツ連邦統計局が4月28日発表した1-3月期(第1四半期)の小売売上指数(自動車販売店を除く)は物価調整後の実質で前年同期を0.8%上回った。非食料品店部門が2.2%増と好調で、特に通販(7.2%増)と家具・家電・日曜

独フレゼニウス、後発薬2社を買収

独総合医療大手のフレゼニウスは4月24日、後発医薬品子会社フレゼニウス・カービが米同業エイコーンと独製薬大手メルクのバイオシミラー(バイオ医薬品の後発薬)事業を買収することで合意したと発表した。カービが長期的な成長を可能

バイオテスト―中国企業が買収―

独中堅製薬会社バイオテストは7日、中国の投資会社・科瑞集団(Create Group Corporation)に自社売却することで合意したと発表した。科瑞の支援を受けて事業を拡大する考えで、科瑞の傘下企業2社と企業結合契

フレゼニウス―後発医薬品メーカー買収に向け交渉―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)は7日、後発医薬品子会社カービが米同業エイコーン(Akorn)の買収に向けて交渉している事実を明らかにした。ブルームバーグ通信の報道を追認したもので、交渉は進展した段階に

バイオテスト―中国投資企業に身売り交渉―

ドイツのバイオテクノロジー企業、バイオテストは3月29日、中国の投資会社科瑞集団(Create Group Corporation)に自社売却する方向で交渉していることを明らかにした。科瑞集団は普通株で1株当たり28.5

アステラス製薬―欧州創薬ベンチャーを買収―

アステラス製薬は3日、ベルギーの創薬ベンチャー、オゲダ(Ogeda)を完全買収することで合意したと発表した。臨床開発段階のパイプラインを拡充し、中長期の成長を盤石なものとする狙い。最大で8億ユーロを支払う。6月末までの買

GMトウモロコシの栽培認可、欧州委が最終判断へ

EU加盟国は3月27日、遺伝子組み換え(GM)トウモロコシ2品種の栽培認可の是非について特定多数決による採決を行い、過半数の国が反対票を投じたものの、否決に必要な票数には届かず、規定により欧州委員会に最終判断を委ねた。欧

BASF―米農薬大手FMC買収を検討か―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が米農薬大手FMCの買収を視野に入れているとの観測が浮上している。農業化学業界では巨大合併で下位メーカーを圧倒する2大大手が誕生しようとしていることから、BASFは買収を通

メルク―バイオシミラー事業売却へ―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は9日の決算発表で、バイオシミラー(バイオ医薬品の後続品)事業の売却計画を明らかにした。製薬分野の経営資源を特許薬に絞り込む考え。すでに売却交渉を進めており、極めて進展した段階

シュターダ―中国企業が買収提案か―

独後発医薬品大手シュターダ(バート・フィルベル)の買収を中国の複合企業である復星国際の傘下企業、上海復星医薬が検討しているとの観測が浮上している。シュターダに対してはすでに投資会社アドベントとパーミラの企業連合と、同ベイ

化学・製薬業界が売上予測引き上げ

独化学工業会(VCI)は9日、同国化学・製薬業界の今年の売上高予測を前年比1.5%増の1,857億ユーロとし、従来予測の同1%増から上方修正した。石油価格の上昇を受けて出荷価格の上昇率見通しを従来の0.5%から1%へと引

メルク、バイオシミラー事業売却へ

独製薬・化学大手のメルクは9日、バイオシミラー(バイオ医薬品の後続品)事業の売却を検討していることを明らかにした。製薬分野の経営資源を新薬に絞り込むのが目的で、すでに売却交渉を進めているという。 メルクは2012年、イン

バイエル―コベストロ株を売却、出資比率53%に―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は2月28日夜、法的に分離した素材子会社コベストロの株式10.9%を迅速ブックビルディング(ABB)方式で機関投資家に売却したと発表した。コベストロは現在、業績が好調で株価が上

ザルトリウス―米社買収で生体分析製品事業強化へ―

ラボ・医薬品製造用製品の有力メーカーである独ザルトリウス(ゲッティンゲン)は3日、医薬品研究開発用の細胞分析システムを製造する米エッセン・バイオサイエンスを投資会社SFWキャピタル・パートナーズから買収することで合意した

メルク

製薬大手の独メルクは2日、アレルギー薬子会社アレルゴファーマが同国北部のラインベークに新工場を開設したと発表した。アレルギー薬事業をグローバルレベルで拡大する戦略に基づく措置。2013年12月に着工し、総額4,200万ユ

サノフィとロンザ、バイオ医薬品で提携

欧州製薬大手の仏サノフィとスイス同業のロンザは2月27日、バイオ医薬品で提携すると発表した。折半出資の合弁会社を設立し、モノクローナル抗体に活用する哺乳類細胞を培養する大型施設を建設、運営する。 同施設はスイスのフィスプ

BASF―石油安など響く、16年は営業減益に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が2月24日発表した2016年12月期決算の営業利益(EBIT、特別要因を除く)は前期比6.4%減の63億900万ユーロへと落ち込んだ。石油・天然ガス価格の下落と、天然ガス

バイエル―処方薬と素材がけん引、営業益10%増に―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が2月22日発表した2016年12月期決算の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)は113億200万ユーロとなり、前期比で10.2%増加した。処方薬部門と法的に分離した素材子

フレゼニウス―13期連続で売上・利益記録更新―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)が2月22日発表した2016年12月期決算の営業利益(EBIT)は前期比12%増の43億2,700万ユーロと2ケタ台の伸びを記録した。主力の人工透析子会社フレゼニウス・メ

ウズベキスタン、ゲノム科学・生命情報学研究所を改組・強化

ウズベキスタンで、シャフカト・ミルジヨエフ大統領の政令に基づき、同国科学アカデミーの下にゲノム科学・生命情報学研究所が設置される。同名の既存研究所を政府研究所に改組するもので、農耕の進歩につながる基礎・応用研究を強化する

ビルフィンガー―経営資源を集約―

独産業サービス大手のビルフィンガー(マンハイム)は13日、事業分野と地域、顧客産業を絞り込む方針を明らかにした。同社は経営が悪化していることから、将来性の高い分野を重点強化していく意向だ。 事業分野をプロセス産業向けプラ

診断薬業界、16年売上は微増

独診断薬産業連盟(VDGH)は17日、ドイツの体外診断用医薬品(IVD)市場規模(売上ベース)が昨年は前年比0.1~0.2%増(暫定値)と小幅な伸びにとどまったことを明らかにした。古典的な臨床化学や血糖値などの自己診断薬

BASF―欧州宇宙機関と農業向けサービスを共同開発―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は10日、欧州宇宙機関(ESA)と協業することで合意したと発表した。ESAが持つ衛星データ・画像を農業向けサービスに活用する方法を農家の協力を受けながら開発していく。 衛星

中国企業の対欧M&Aが急増、対独では総額が24倍に

独・欧州企業を対象とする中国資本のM&A(企業の合併・買収)活動は昨年、これまでの規模を件数、金額ともに圧倒する水準へと達した。中国経済の成長鈍化を受けて新たな市場や事業分野を開拓する同国企業が増えていることが

J&J―バイオ大手アクテリオン買収で合意―

製薬大手の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1月26日、スイスのバイオ医薬品大手アクテリオン・ファーマシューティカルズを友好的に買収すると発表した。J&Jは昨年、アクテリオン買収に向けて交渉

米製薬大手J&J、アクテリオン買収で合意

製薬大手の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は26日、スイスのバイオ医薬品大手アクテリオン・ファーマシューティカルズを買収することで合意したと発表した。J&Jは昨年、アクテリオン買収に向けた交

メルク

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は12日、ビッグデータ解析分野の有力な新興企業である米パランティア・テクノロジーズと提携したと発表した。パランティアの技術を利用して事業を改善・加速する考えで、まずはがん治療分

バイエルCEOが“トランプ詣で”

独バイエルのヴェルナー・バウマン最高経営責任者(CEO)は11日、買収予定の米モンサントのヒュー・グラントCEOとともに米国のトランプ次期大統領を訪問し、意見を交わした。米国第一主義を唱えるトランプ氏はメキシコで工場建設

キューバ、ベラルーシとの提携強化に関心

キューバがベラルーシとの提携強化に関心を示している。アルバレス在ベラルーシ・キューバ特命全権大使は10日のキューバ革命58周年を機に開いた記者会見で、特にバイオテクノロジー、農業、製造業での協力を視野に入れていることを明

16年の新規特許薬30件に、がん分野がけん引

研究開発型製薬工業会(VfA)は12月21日、2016年に独市場に新規投入された特許薬の件数は30件だったと発表した。2年連続で減少したものの、過去10年間の平均(31件)とほぼ同水準にあり、ブリギット・フィッシャー専務

アクテリオン―J&Jが買収断念、サノフィと交渉か―

製薬・医療機器大手の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がスイスのバイオ医薬品大手、アクテリオン・ファーマシューティカルズ(アルシュヴィル)の買収に向けた交渉を打ち切ったことが、両社のプレスリリースで明ら

ノバルティス―皮膚炎治療薬開発会社を買収―

スイスの製薬大手ノバルティスは16日、医薬品開発の英ジアルコ・グループ(Ziarco Group)を買収することで合意したと発表した。皮膚病治療薬分野の製品を拡充することが狙い。買収金額は公表していない。 ジアルコはヒス

アクテリオン買収、J&Jが断念

製薬・医療機器大手の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)はこのほど、スイスのバイオ医薬品大手アクテリオン・ファーマシューティカルズ(アルシュヴィル)の買収に向けた交渉を打ち切ったことを明らかにした。一方、

独化学業界、来年は売上成長率1%に

独化学工業会(VCI)は8日、同国の化学・製薬業界の売上成長率が来年は1.0%にとどまるとの予測を発表した。景気リスクが世界的に高いうえ、英国の欧州連合(EU)離脱決定や米大統領選挙結果を受けて政治の先行き不透明感も強ま

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