石油・石炭・ガス

ガスプロムが大幅増益、販売価格上昇が追い風に

ロシア国営で天然ガス世界最大手のガスプロムが8月29日発表した2018年上半期の純利益(国際会計基準、未監査)は6,308億ルーブル(79億9,450万ユーロ)となり、前年同期実績を65%上回った。販売価格の上昇に加え、 […]

インフレ率4カ月連続で2%台に

ドイツ連邦統計局が8月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で2.0%増加した。上げ幅(インフレ率)が2%台を記録するのは4カ月連続。4月までは1%台が続いていた。 物価を強く押し上げたのはエネルギーで

シーメンス、温室ガス不使用のGISを韓社と共同開発

電機大手の独シーメンスは8月30日、温室効果ガスである六フッ化硫黄(SF6)を用いないガス絶縁開閉装置(GIS)を共同開発することで、韓国の電機大手イルジン・エレクトリックと合意したと発表した。環境に優しいGISを製造・

ロシア航空大手S7、燃料調達にスマートコントラクトを導入

ロシアの国内線最大手S7航空は24日、国営石油大手ガスプロムネフチからの燃料調達に、ブロックチェーン技術をベースにしたスマートコントラクト(自動契約システム)を採用すると発表した。契約手続きを自動化し、燃料の供給、給油、

内モンゴル博源、カザフ化学のカズアゾトと合弁

カザフスタンの化学会社カズアゾト(KazAzot)は、中国同業の内モンゴル博源と組んで、西部マンギスタウ県にガス化学コンビナートを建設する計画だ。3期に分けて総額1兆テンゲ(23億7,800万ユーロ)超を投資する。内モン

シーメンス―従業員削減か、ガスタービン合弁化観測も―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が組織再編の一環で大規模な人員削減を実施するとの観測が浮上している。独経済誌『マネージャー・マガチィン』が報じたもので、ジョー・ケーザー社長は複数の投資家との個別会談で2万人を整理する

シーメンス―ハイブリッド機関車を公開―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は28日、新開発のハイブリッド機関車「ベクトロン・デュアル・モード」を9月の鉄道技術見本市イノトランス(18~21日、ベルリン)で公開すると発表した。ドイツ国内の貨物輸送を想定した製品

メトロ―筆頭株主ハニエルが保有株売却―

独流通大手メトロ(デュッセルドルフ)の筆頭株主である複合企業ハニエルは24日、メトロの普通株7.3%をチェコとスロバキアの投資家が新設した投資会社EPグローバル・コマース(EPGC)に売却することで合意したと発表した。メ

シーメンスがイランから撤退

電機大手の独シーメンスがイラン事業から撤退する。米国のイラン制裁再開を受けた措置。在ドイツ米国大使のリチャード・グレネル氏が23日ツイッターで明らかにし、同社が追認した。同社は声明で「イランに関するマルチラテラルな枠組み

生産者物価の上げ幅7月も大きく、横ばいの3%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した7月の生産者物価指数は前年同月比3.0%増となり、上げ幅は前月(3.0%)と同じ高い水準を保った。エネルギーが最大の押し上げ要因で、6.5%上昇。エネルギーを除いたベースでは上昇率が1.9

卸売物価が1年3カ月来の高い伸びに、7月は+3.5%

ドイツ連邦統計局が16日発表した7月の卸売物価指数は前年同月比3.5%増となり、1年3カ月来(2017年4月以来)の高い伸びを記録した。上昇率の拡大は4カ月連続。石炭・石油製品が15.2%増と大幅に伸びたことがこれまでに

エーオン―6月中間期10%の営業増益に―

エネルギー大手の独エーオン(エッセン)が8日発表した2018年6月中間期決算の営業利益(EBIT、調整済み)は前年同期比10%増の19億4,200万ユーロへと拡大した。再生可能エネルギー、顧客ソリューション部門が好調だっ

カスピ海の領有権問題が決着、沿岸5カ国が協定調印

ロシア、トルクメニスタン、カザフスタン、アゼルバイジャン、イランのカスピ海沿岸5カ国の首脳会談が12日、カザフスタンのアクタウで開かれ、各国首脳がカスピ海の領有権をめぐる協定に調印した。1991年のソ連崩壊以来の懸案を解

ハンガリーMOL、独リサイクル企業と提携

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは先ごろ、ドイツのリサイクル会社APKと戦略提携すると発表した。APKが建設するリサイクル工場の完成に向け協力する他、中東欧地域でのリサイクル事業への共同参入を予定する。APKの新工場は

EU、米のイラン制裁再開でブロッキング規則発動

EUは7日、米国が核合意離脱に伴う措置としてイランへの経済制裁を一部復活させたことを受け、イランと取引がある欧州企業を保護するための対抗策を発動した。「ブロッキング規則」と呼ばれる措置で、域内の企業が米国の制裁に従うこと

ランクセス、合成ゴム合弁から撤退

独化学大手のランクセスは8日、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコとの合弁会社アルランクセオから資本を全面的に引き揚げると発表した。経営資源を特殊化学分野に絞り込む考えで、同合弁の保有株50%をサウジアラムコに売却

猛暑の影響広がる、ライン川で積荷制限 BASFは生産減に

北半球を襲う猛暑の影響が欧州でも深刻化している。歴史的な干ばつの影響で穀物の作柄は大幅に悪化。河川の水位も大きく低下し、物流にしわ寄せが出始めている。化学大手のBASFは3日、水温上昇を受けてルートヴィヒスハーフェン本社

4-6月の鉱工業生産0.4%拡大

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した4-6月期(第2四半期)の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期を0.4%上回った。建設業が1.6%増加して全体をけん引。製造業も0.

シーメンス―4-6月営業増益確保、IoT追い風に―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が2日発表した2018年4-6月期(第3四半期)決算の製造事業の営業利益は22億900万ユーロとなり、前年同期比で2%増加した。製造業のIoT化を背景にデジタルファクトリー部門が好調で

ヴィンタースハル―イランから撤退―

独化学大手BASFの石油・天然ガス子会社ヴィンタースハル(カッセル)は2日、イラン国有石油会社(NIOC)との共同投資計画を凍結すると発表した。米トランプ政権がイラン制裁の再開方針を打ち出していることを受けた措置。テヘラ

ミュンヘン再保険―投資・保険事業で脱石炭へ舵―

保険大手のミュンヘン再保険は今後、石炭関連企業への投資を見合わせる意向だ。石炭は化石燃料のなかで二酸化炭素(CO2)排出量が最も多く温暖化の最大の原因となっているためで、地球の平均気温上昇を産業革命前に比べ2度未満に抑制

ハンガリーMOL、国内バス・サービス会社買収

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは7月31日、同国でバス事業などを行うITKホールディングを買収すると発表した。ブダペストや東部のデブレツェンなどで200台以上のバスを運用するITKを傘下に収め、サービス分野における事

ロスネフチ、Q2の純益3倍化

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが7日発表した2018年4-6月期(第2四半期)の純利益(IFRS基準)は2,280億ルーブル(36億米ドル)となり、ロイター通信集計のアナリスト予測1,920億ユーロを大きく上回った。原

自動車以外の工業製品で関税撤廃へ、EUと米が交渉開始で合意

欧州委員会のユンケル委員長は7月25日、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談し、自動車を除く工業製品の関税撤廃や、米国産の液化天然ガス(LNG)や大豆の輸入拡大に向けて交渉を開始することで合意した。トランプ大統領は、交

PKNオルレン、150カ所でEV充電スタンドを整備

ポーランド石油最大手PKNオルレンが電気自動車(EV)の充電スタンド網の整備を進めている。都市部や幹線道路沿いを中心に150カ所に設置する計画で、まずは2019年末までに50基の急速充電スタンドを設置する。 充電スタンド

アゼルバイジャンのソカール、ブルガリアでのガス小売に関心

アゼルバイジャン国営石油大手ソカールがブルガリアでのガス小売り事業に参入する意向だ。現地子会社ソカール・バルカンのヘイダロフ社長が先ごろ明らかにした。両国は2015年以来エネルギー分野での協力を推進してきており、アゼルバ

ロスネフチ、独下流事業参入を計画

ロシア石油最大手の国営ロスネフチがドイツでの石油小売事業への参入を検討している。ロシアのウェブ経済紙『RBC』が先ごろ、ロスネフチのセチン社長の話として報じたもので、6,000万ユーロを投じてドイツ国内に精製施設及びガソ

インフレ率が2カ月連続で低下、7月は2%に

ドイツ連邦統計局が7月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で2.0%増加した。上げ幅(インフレ率)は2カ月連続で縮小したものの、欧州中央銀行(ECB)が適正水準とする2%弱を3カ月連続で上回った。 物

輸入物価の上げ幅が昨年4月以来の高水準に、6月は4.8%

ドイツ連邦統計局が7月27日発表した6月の輸入物価指数は前年同月比4.8%増となり、昨年4月以来(14か月ぶり)の高い伸びを記録した。上げ幅の拡大は3カ月連続。エネルギーが37.6%上昇したことが大きく、エネルギーを除い

BASF―4-6月期増益に、石油・ガスがけん引―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が7月27日発表した2018年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益(EBIT、特別項目を除く)は前年同期比5%増の23億5,600万ユーロへと拡大した。石油・天然ガス部門

自動車以外の工業製品で関税撤廃へ、EUと米が交渉開始で合意

欧州委員会のユンケル委員長は25日、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談し、自動車を除く工業製品の関税撤廃や、米国産の液化天然ガス(LNG)や大豆の輸入拡大に向けて交渉を開始することで合意した。トランプ大統領は、交渉中

ロスネフチ、「サハリン1」参加企業を提訴

ロシア石油最大手の国営ロスネフチは23日、サハリン島沖の石油・天然ガス資源開発プロジェクト「サハリン1」に参加する5社を相手に総額890億ルーブル(14億1,000万米ドル)の支払いを求める訴訟を起こしたことを明らかにし

生産者物価が9カ月来の上げ幅に、6月は+3%

ドイツ連邦統計局が20日発表した6月の生産者物価指数は前年同月を3.0%上回り、9カ月来の高い伸びを記録した。上昇率の拡大は4カ月連続。エネルギーが6.2%増となり2012年2月以来の上昇率を記録したことが最大の押し上げ

シーメンス―エジプトで受注の発電所が完成―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は24日、エジプト政府から受注した熱電併給型ガス発電所3カ所が稼働を開始した発表した。発電容量は計14.4ギガワット(GW)で、4,000万人分の需要に相当する。完成までの期間は27.

独車メーカーにガソリン車でもカルテル疑惑

ドイツの自動車大手がガソリン車の排ガスに関する分野で違法なカルテルを結んでいた疑いが浮上してきた。週刊誌『シュピーゲル』が欧州連合(EU)欧州委員会の調査として報じたもので、ダイムラー、BMW、フォルクスワーゲン(VW)

ロシアがイランとの関係を強化、500億ドルの投資を計画

米国による制裁を懸念して欧米企業がイランとのエネルギー取引から手を引くなか、ロシアが同国との関係強化を図っている。イランのアリアクバル・ヴェラヤティ国際問題政府上級顧問によると、ロシアは同国の石油ガス産業に500億米ドル

油田開発のシュルンベルジェ、ロシアに新工場開設

油田開発サービスの世界最大手であるシュルンベルジェが、今秋からロシアで遠心ポンプを現地生産する。投資規模は38億ルーブル(約5,150万ユーロ)で、9月に西部のリペツク特別経済地区内で工場を開設する予定だ。 新工場で生産

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