社会保障・医療

メディカロイド―独社と業務提携、手術支援ロボット開発へ―

メディカロイドは4日、医療機器開発・製造の独カールストルツと業務提携することで基本合意したと発表した。手術支援ロボットの開発で協業。安心して使える手術支援ロボットを日本と海外の医療現場に提供していく。 日本をはじめ先進国 […]

ノバルティス―開発中の抗生物質を売却―

スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)は3日、開発中の抗生物質3種類を米同業ボストン・ファーマシューティカルズに売却すると発表した。ノバルティスは経営資源の絞り込み戦略を打ち出しており、その一環として今回の取引を行う。

10月1日付の法令改正

・玩具に含まれる鉛の量の制限強化。許容上限値がチョークで従来の1キログラム当たり13.5ミリグラムから2ミリグラム、フィンガーカラーで同3.4ミリグラムから0.5ミリグラムに(10月28日付で施行) ・温水器の窒素酸化物

チェコ、傷病手当の支給期間を拡大

チェコ政府が社会保険法を改正する方針だ。従業員が病気などで会社を休む場合の傷病手当を、休んだ初日から支給する内容だ。 現行では傷病休暇4日目から基本給の6割が支給されるが、来年7月から最初の3日間も支給対象となる。改正法

ベーリンガー―がんウイルス療法の墺社を買収―

製薬大手の独ベーリンガー・インゲルハイムは13日、ウイルスを用いたがん治療法の開発会社である墺ヴィラ・セラピューティクス(ViraTherapeutics)を完全買収したと発表した。ウイルスベースのがん免疫治療の開発力を

年金料率と給付水準を25年まで維持へ、政府が閣議決定

ドイツ政府は8月29日の閣議で、年金法改正案を了承した。公的年金の料率と給付水準を2025年まで一定水準に保つことで現役世代の負担が増えないようにするとともに、給付額の減少で年金受給者の生活水準が低下することも抑制するの

EUがサマータイム廃止へ、市民の84%が支持

欧州連合(EU)の欧州委員会は8月31日、欧州議会と加盟国にサマータイム(夏時間)の廃止を提案すると発表した。7月上旬から8月中旬にかけて実施した意見公募で84%が廃止を支持した結果を受けた措置。欧州委は制度改正に向けて

プーチン大統領、年金改革案を修正

ロシアのプーチン大統領は8月29日、年金改革の部分的な見直しを発表した。全国的な抗議と支持率低下を受けたもので、女性の年金受給開始年齢を当初予定していた63歳から60歳に引き下げた。一方で、国家財政の運営力維持や、社会安

企業の人手不足に対応、移民法案作成に政府が着手

ドイツ初の移民法案の作成作業を政府が進めている。少子高齢化と堅調な経済を背景に企業の人材不足が深刻化し、経済にマイナスの影響が出ていることに対応する狙いだ。専門技能を持つ欧州連合(EU)域外の人材を企業が採用しやすくする

ビオンテック―ワクチン開発でファイザーと協業―

バイオ医薬品開発の独ビオンテック(マインツ)は16日、インフルエンザワクチンの開発で米製薬大手ファイザーと協業合意したと発表した。従来のワクチンよりも効果が高く量産しやすい製品の市場投入を目指す。 ワクチンは従来、鶏卵に

医療サービスのメディカバー、独同業のルーマニア事業買収

医療サービス大手のメディカバー(スウェーデン)は先ごろ、独同業フェニックス・グループがルーマニアに持つフェニックス・メディカルセンターの買収で合意したと発表した。取引額は明らかにしていない。フェニックスはルーマニア南西部

ポーランド遠隔医療サービス大手、販売拡大に期待

ポーランドの遠隔医療機器の製造と遠隔医療サービスを手がけるポーランドのメディカルゴリトミクスが、来年の販売拡大を見込んでいる。ジュビンスキー社長がこのほど明らかにしたもので、北欧の医療機器販売大手ヴィングメッド(デンマー

7月1日付の主な法令改正

【年金】 ・年金支給額を引き上げ。上げ幅は東部地区で3.4%、西部地区で3.2% 【労働】 ・連邦雇用庁(BA)が企業データを各州の労働保護局に転送。州を横断する形で労働保護体制を強化することが狙い 【健康】 ・市販の鎮

過疎地の老人医療~ブルガリア

多くの医師がより良い労働条件を求めて西欧に移住するブルガリアだが、そんな中でも国にとどまり、ボランティアで過疎地の老人を診療する医師らがいる。もうすぐ医学部を卒業するシェイプ・パネフさんもそんな一人だ。 ある日曜日、パネ

介護保険料引き上げの方向

ドイツのイェンス・シュパーン保健相は13日、介護保険料の引き上げ方針を明らかにした。2016年と17年に施行された改革の結果、介護保険財政が悪化しているためで、来年1月から労使折半の料率を0.3ポイント引き上げ、2.85

エボテック―感染症治療薬開発でサノフィと提携―

医薬品開発の独エボテック(ハンブルク)は18日、感染症治療薬の開発で仏製薬大手サノフィと提携合意したと発表した。既存の医薬品が効かない多剤耐性菌が医療の大きな脅威となっていることから、既存の抗菌薬に耐性を持つ菌にも効果の

介護人材が流出~ポーランド

ポーランド介護業界の人手不足が深刻化している。ワルシャワ郊外で老人ホームを経営するイヴォナ・シチェパニアクさんによると、5年前の開所時には簡単だったポーランド人の採用が、今では不可能な状況という。その理由は「出稼ぎ」だ。

加盟国が動物用医薬品の規則案で合意、薬剤耐性対策が柱

EU加盟国は13日開いた大使級会合で、動物用医薬品に関する新たな規則案の内容で合意した。抗菌薬が効かない薬剤耐性(AMR)の問題に対処して、ヒトと動物の健康リスクの低減を図るのが狙い。欧州議会と閣僚理事会の承認を得て新ル

米マース、スウェーデンのペットケア企業を買収

米食品大手マースは11日、ペットケア事業を手がけるスウェーデンのアニキュラを買収すると発表した。ペット市場が世界的に拡大する中、欧州7カ国で動物病院を運営するアニキュラを傘下に収めることでペット関連事業の収益基盤を強化す

バイエル―新たながん治療法開発で米がんセンターと協業―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は1日、新しいがん治療法の開発で米テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターと協業すると発表した。特定のがん治療薬分野で世界トップメーカーとなる戦略に基づく措置。協業期間は5年間。

中国市場の開放をメルケル首相が要求

ドイツのメルケル首相は24~25日の2日間、中国を訪問した。訪中は11回目。中国の人権問題や北朝鮮の非核化、米国のイラン核合意離脱など幅広い分野で意見の交換が行われたなかで、最大の焦点となったのは両国間の経済問題だった。

消費者景況感2カ月連続で悪化

市場調査大手のGfKが24日発表したドイツ消費者景況感指数の6月向け予測値は5月の確定値(10.8)を0.1ポイント下回る10.7となり、2カ月連続で悪化した。高額商品の購入意欲に関する指数の低下が響いた格好。景況感自体

世界最強の生分解性繊維、独研究所が開発

公的研究機関ドイツ電子シンクロトロン(DESY)はこのほど、鉄鋼を大幅に上回る強度を持つ生分解性合成セルロース繊維の開発に成功したと発表した。鉄鋼の4倍の強度を持つクモの糸よりも強く、自動車や航空機、家具への投入が期待さ

トルコ建設大手ルネサンス、ロシアから大型受注

トルコの建設大手ルネサンスは26日、ロシアで4件の契約を結んだと発表した。シベリアの天然ガス処理施設建設を始め、公共交通、医療、金融の各分野が対象となる。サンクトペテルブルク国際経済フォーラムの開催を機に調印された。 ま

車椅子のまま乗車できる身障者専用車、チェコ社が開発

チェコのエンジニアが身障者専用の乗用車を開発した。車椅子のまま乗車して運転できる仕様で、誰の助けもなく移動できるのが大きなメリットだ。 この乗用車はチェコ東部モラヴィチャニーにあるエルビー・モビリティー(Elbee Mo

エボテック

医薬品開発の独エボテックは21日、製薬大手の米セルジーンと新しいがん治療薬の開発で戦略協業すると発表した。前払い金6,500万ドルのほか、開発の進展に応じたマイルストーンと売上高の一定比率を受け取る。セルジーンは開発され

日揮、ウラジオストクでリハビリ施設開院

プラント大手の日揮は16日、ロシア極東のウラジオストクでリハビリ施設の開所式を行った。同事業は2016年に日露両国が合意した「日露経済協力プラン」に沿ったもので、日本人療法士の指導の下、日本式のリハビリ医療を提供していく

アイロム―iPS細胞技術を独社にライセンス供与―

アイロムグループは16日、完全子会社IDファーマが独バイオ企業エボテックにライセンスを供与することで合意したと発表した。IDファーマのiPS細胞作製技術を用いて新薬候補物質を探索する権利などをエボテックに認め、契約一時金

金の切れ目が命の切れ目?~西バルカン諸国

セルビア、ボスニア、マケドニアで病気にかかった場合にモノをいうのはずばり「お金」だ。公的医療では、検査を受けるにも長い待ち時間を余儀なくされる。財力のない普通の人々は重病にかかると「検査が先か、死ぬのが先か」という極限の

独成長率予測引き上げ=有力経済研

Ifoなど有力経済研究所は19日に公表した共同作成の「春季経済予測」で、国内総生産(GDP)の今年の実質成長率見通しを引き上げた。昨年第4四半期(10~12月)の成長率が良好だったうえ、今年は輸出や設備投資の加速も見込ま

除草剤グリホサートの使用を大幅制限へ

ドイツのユリア・クレックナー新農相(キリスト教民主同盟=CDU)は17日、除草剤「グリホサート」の使用を大幅に制限する考えを明らかにした。同除草剤に対しては世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関が発がん性の恐れがあると

フレゼニウス―米後発薬メーカーの買収を破棄―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)は22日、後発医薬品製造の米エイコーンを買収する契約の破棄を決議したと発表した。米食品医薬品局(FDA)が行ったエイコーン製品の認可手続きで、データの完全性に関する規定へ

アリアンツ―インドネシアの配車アプリ会社に出資―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は11日、インドネシアの配車アプリ大手ゴジェック(Go-Jek)に資本参加すると発表した。新興市場でのプレゼンスとデジタル事業を強化する狙い。デジタル投資部門アリアンツXを通して3,5

遠隔医療プロジェクト始動

遠隔医療のパイロットプロジェクトが16日、西南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州で始まった。公的健康保険の加入者を対象としたドイツ初の遠隔医療サービス。国内に前例がないものの、試行錯誤を通してドイツの実情に見合ったサー

ノバルティス―遺伝子治療のエイベックシスを買収へ―

スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)は9日、遺伝子治療薬開発の米エイベックシスを買収することで両社が合意したと発表した。自社の当該事業を強化する考え。買収手続きが年央までに完了すると見込んでいる。 エイベックシスを株

年金支給額が今年も大きく上昇

ドイツ連邦労働・社会省は20日、公的年金の支給額をこれまでに引き続き今年も大きく引き上げることを明らかにした。賃金の上げ幅が大きいためで、引き上げ率は東部地区で3.37%、西部地区で3.22%に上る。7月1日付で実施する

ブラジルのデジタル化支援へ、シーメンスが当局と合意

電機大手の独シーメンスは14日、ブラジル輸出投資振興局(APEX)と覚書を交わしたと発表した。製造業のデジタル化に対応できる基盤を同国に作り出して国外から投資資金を呼び込み、経済発展と雇用の拡大につなげる考えだ。ジョー・

心臓病用アスピリンがドイツで不足

心筋梗塞など急性冠症候群の患者に投与する「アスピリン」の供給がドイツで不足している。品質不良問題が発生したためで、同国で唯一の供給元であるバイエルは病院への引き渡しを制限中だ。供給不足は長期化する見通しで、医療関係者は神

アイクリス―買収・IPOを検討―

感染症治療薬の開発を手がける独アイクリス(ブッパータール)は22日、同社が創薬し米メルク(MSD)が製品化した新薬「プレビミス(Prevymis)」の独発売に合わせて開催した催しで、買収を検討していることを明らかにした。

遺族企業年金の「年齢差」ルールは違法な差別か

企業年金の受給資格がある夫ないし妻が死亡した場合、配偶者は基本的に遺族企業年金を受給できる。では死亡した被用者と配偶者の年齢差が一定水準以上の場合は同年金を支給しないとするルールは違法な差別に当たるのだろうか。この問題を

財政黒字が統一後最大、対GDP比1.1%に

連邦統計局は23日、連邦(国)と州、市町村、社会保険機関を合わせた2017年の財政収支が365億9,400万ユーロの黒字となり、前年に引き続き東西ドイツ統一後の最高を記録したと発表した(表を参照)。黒字は4年連続で、名目

フレゼニウス―米後発薬メーカーの買収破棄も―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)は26日、後発医薬品子会社フレゼニウス・カービによる米同業エイコーンの買収計画を見直していることを明らかにした。新製品の認可手続きでエイコーンが不正を行っていた容疑が浮上

上部へスクロール