金属

ルサール、7-9月期の利益半減

ロシアのアルミ最大手、ルサールが12日発表した2010年7-9月期の純利益は2,900万米ドルとなり、前年同期の6,400万ドルの半分以下に落ち込んだ。電力価格の上昇と金融コストの増加が主因。売上高は28%増の27億1,

産業施設の汚染物質排出規制、加盟国承認で年内発効へ

EU加盟国は8日の閣僚理事会で、域内の産業施設から排出される汚染物質を規制するための指令案を承認した。エネルギー、金属、化学、廃棄物処理など幅広い分野の産業施設について、利用可能な最善技術(BAT)の導入状況を許認可プロ

ノリリスク、ニッケル生産維持に2百億ドル投資

ロシアの非鉄金属大手ノリリスク・ニッケルは、北極圏でのニッケル鉱石の生産量を維持するため、2030年までに200億米ドルを投資する方針だ。3日付のブルームバーグが、同社幹部の話として伝えた。 \ ノリリスク最大の生産部門

ウクライナ金属最大手、1-10月期に増産

ウクライナの金属最大手Metinvestが1日発表した2010年1-10月の粗鋼生産量は679万トンとなり、前年同期水準を19.6%上回った。10月単月では64万7,370トンで、前月の70万6,030トンから8.3%減

独製造業売上、9月は1.3%減に

ドイツ連邦統計局が9日発表した同国の9月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.3%減(暫定値)となり、8月の同2.0%増(修正値)から大幅に悪化した。食料品と化学を除くすべての主要部門で売り上げ

独鉄鋼業界、2010年生産予測引き上げ

独鉄鋼業界団体STAHLは8日、今年の国内粗鋼生産高が前年比35%増の約4,400万トンに拡大するとの見通しを発表した。従来は同30%増を見込んでいたが、これまでの生産・受注実績を踏まえ上方修正した。 \ 工場稼働率につ

ナノメートルレベルで情報書き込みに成功

電気磁気効果と呼ばれる現象を利用して鉄薄膜層にナノメートル単位で磁化反転を起こし情報を書き込むことに、カールスルーエ工科大学(KIT)、マックス・プランク微細構造物理学研究所(MPI)などの研究チームが初めて成功した。従

ポリュスとカザフ・ゴールド、経営統合を撤回

カザフスタンの産金大手カザフ・ゴールドは10月26日、ロシア同業のポリュス・ゴールドとの統合計画を撤回したと発表した。株式交換を巡る法的問題に解決の見通しが立たないためと説明している。 \ カザフ・ゴールドに50.1%を

Linde

工業ガス大手の独Lindeは10月27日、中国の太原鋼鉄(Taiyuan Iron and Steel Ltd=TISCO=)向けに空気分離装置を建設することで合意したと発表した。太原にあるTISCOの工場敷地内に生産能

グラム陰性菌でパラジウムのナノ粒子調製に成功

グラム陰性菌を利用してパラジウム(Pd)水溶液からPdの微粒子を析出させることに、ギーセン大学とオーフス大学(デンマーク)の研究チームが成功した。従来の手法では金属の分離・濃縮から高機能材料化(ナノ粒子調製)まで多段階の

好景気が全業界に広がる=商工会議所

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は20日、『2010年秋季景気アンケート調査』を発表し、「景気の基盤は底堅い」(ヴァンスレーベン専務理事)との見方を示した。好景気がすべての業界に幅広く浸透しているためで、実質国内総生産

ポリメタル、1-9月の金生産量が55%拡大

ロシアの銀最大手ポリメタルはこのほど、今年1-9月期の金生産量が前年同期比55%増の32万6,000オンスに拡大したと発表した。金価格の高止まりを背景に、通年では前年より40%以上多い44万~45万オンスを生産する予定。

資源戦略を閣議了承

ドイツ政府は20日の閣議で、ブリューデルレ経済相が中心となって策定した資源の安定確保に向けた戦略を承認した。中国がレアメタルの輸出を大幅に制限するなど、資源獲得をめぐる国際競争が激化していることを踏まえ、「ハイテク産業国

A-Tec Industries AG―支払い不能で倒産―

オーストリアの大手複合企業A-Tec Industriesは20日、地元ウィーンの裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。業績が急速に悪化したことを受けて11月2日に予定する社債償還のメドが立たなくなり、支払い不能に陥っ

ベアリング大手SKF、米リンカーン・インダストリアルを買収

ベアリング世界最大手のSKF(スウェーデン)は19日、自動車などの潤滑システムを手がける米リンカーン・インダストリアルを買収することで合意したと発表した。買収総額は10億ドル。リンカーン・インダストリアルは北米のほか欧州

ブルガリア鉱業大手、ウクライナでプラント稼動

ブルガリア鉱業大手カオリン(Kaolin)は12日、ウクライナにケイ砂富化プラントの本格稼動を開始した。同プラントへの投資額は1,500万米ドルで、ブルガリア企業によるウクライナ投資で過去最大となる。 \ カオリンは20

鉄鉱石大手2社が合弁断念、独カルテル庁の審査など影響

ドイツ連邦カルテル庁の広報担当者は14日、鉄鉱石世界2位のリオ・ティントと同3位のBHPビリトンがオーストラリアの事業を合弁化する計画を承認しない考えを表明。両社はその数日後の18日に合弁計画の撤回を発表した。同庁は国内

ASML(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は2億6,850万ユーロで、前年同期の1,980万ユーロから急増。半導体産業の需要が急回復して収益を押し上げた。売上高はほぼ倍増の11億8,000万ユーロ。 \

独製造業売上3カ月ぶりに好転、8月は1.8%増に

連邦統計局が8日発表した2010年8月のドイツ製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.8%上回り、3カ月ぶりに改善した。国外売上が3.5%増と好調で、特にユーロ圏は4.0%増えて全体を押し上げた。ユ

9月卸売物価7.6%上昇、穀物高騰など響く

ドイツ連邦統計局が12日発表した2010年9月の卸売物価指数は前年同月比で7.6%上昇し、2008年7月以来の大きな上げ幅となった。鉱石・金属・金属半製品のほか、穀物が物価を大幅に押し上げた。前月比の物価変動率は+1.0

独粗鋼生産、9月は前月比3.9%減に

独鉄鋼業界団体Stahlは11日、2010年9月の国内粗鋼生産高が前年同月比で4.2%増の331万1,000トンに拡大したものの、前月比では3.9%減少したと発表した。保守点検作業のほか、複数の施設で技術的な問題があった

カザフで金属資源開発進む

新興国の需要増加などを背景に金属価格が上昇していることを受けて、カザフスタンで金属資源開発が加速している。同国は世界170カ国の金属(貴金属、非鉄金属、鉄鉱石)産出国中、産出量で11位につける有数の金属資源国であり、生産

独大型プラント業界、受注底打ちを宣言

ドイツ機械工業連盟(VDMA)の大型プラント部会(AGAB)は5日、受注の減少に歯止めがかかり、下半期からは再び増加に転じるとの見通しを明らかにした。2010年通期では前年並みを確保できるとしている。 \ 一方、09年7

鉄鋼業界で22日から警告スト

鉄鋼業界の労使交渉に取り組む金属労組IGメタルは20日、22日から警告ストライキを実施すると発表した。賃上げ要求などを提示してから3週間が経ったにも関わらず経営側が一切、回答を出していないことに抗議する考え。 \ IGメ

8月生産者物価3.2%上昇

ドイツ連邦統計局が17日発表した2010年8月の生産者物価指数は前年同月比で3.2%上昇した。上げ幅は7月の3.7%から低下したものの、依然として大きい。エネルギーと中間財が最大の押し上げ要因で、エネルギーを除いたコアの

セベルスタリ、第2四半期に黒字転換

ロシアの鉄鋼大手セべルスタリが6日発表した2010年4-6月期連結決算は、売上高が前期比53.1%増の42億4,500万米ドル、利払い・税・償却前利益(EBITDA)が94.1%増の9億5,500万ドルだった。生産拡大と

金属業界、60歳以上の割合が10年で倍増

電機・自動車などの金属業界で高齢の従業員数が増加している。金属雇用者団体ゲザムトメタルの調査によると、業界就労者全体に占める50~64歳の割合は2000年の19%から2009年には27%へと上昇。特に60歳以上は2%から

独部品会社アンゲル・デンメル、「需要急増」で倒産

アルミ製デザイン部品の製造・開発を手がける独アンゲル・デンメル・ヨーロッパ(リンダウ)は会社更生手続きの適用を申請し、事実上倒産した。自動車市場の回復にともなう需要急増で生産が追い付かず期間労働者を大量投入したことで不良

露アルミ大手のルサール、4-6月期に黒字転換

アルミニウム生産の世界最大手であるロシアのルサールが8月30日発表した2010年4-6月期決算は、最終損益が前年同期の2億3,000万米ドルの赤字から、10億2,000万ドルの黒字に転換した。世界的な需要回復によるアルミ

ルサール、4-6月期に黒字転換

アルミニウム生産の世界最大手ルサールが8月30日発表した2010年4-6月期決算は、最終損益が前年同期の2億3,000万米ドルの赤字から、10億2,000万ドルの黒字に転換した。世界的な需要回復によるアルミ価格高騰を追い

シェフラー(独ベアリング大手)

2010年4-6月期(第2四半期)決算で9,700万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(2億300万ユーロ)から黒字に転換。中国自動車市場の成長と米市場の回復で需要が増え収益が改善した。売上高は36%増の24億ユーロ

労組が大幅ベア要求に転換、鉄鋼業界で6%

独金属労組IGメタルは8月27日、9月6日に始まる鉄鋼業界の次期労使交渉で6%の大幅ベースアップを要求することを明らかにした。景気の急速な回復を受け、雇用維持を最優先し賃上げを控えるこれまでの路線から決別するもので、今後

7月輸入物価9.9%上昇、10年来の上げ幅に

連邦統計局が8月27日発表したドイツの2010年7月の輸入物価指数は前年同月比で9.9%上昇し、2000年11月以来およそ10年ぶりの大きな上げ幅となった。最大の押し上げ要因はエネルギーで、石油と天然ガスを除いたコアの同

カザフムィス、上期は11.2%増益

カザフスタンの非鉄金属最大手カザフムィスが8月26日発表した2010年上半期の純利益は5億7,400万米ドルとなり、前年同期から11.2%増加した。売上高は36%増の15億2,200万ドル。価格上昇が追い風となった。同社

7月生産者物価3.7%上昇

ドイツ連邦統計局が19日発表した2010年7月の生産者物価指数は前年同月比3.7%増と大幅に上昇した。同指数の上昇は4月から4カ月連続。エネルギー価格が6.7%上がり、全体を押し上げた格好で、エネルギーを除いたコアの物価

銅大手KGHM、4-6月期利益が77%増加

欧州第2位の銅メーカーであるKGHMが13日発表した2010年4-6月期の純利益は15億125万ズロチとなり、前年同期の8億4,476万ズロチから77.7%も増加した。銅の価格が1.5倍に急騰したのに加え、出荷量が14%

ロシアとウクライナ、希少鉱物開発で協力強化

ロシアとウクライナは、ウランなどの希少鉱物の開発で協力を強化する考えだ。17日発行の独誌『オストヴィルトシャフツレポート』によると、両政府は鉱物資源の共同開発プロジェクトの可能性について協議を進めている。 \ ロシアの国

卸売物価、7月は5.3%上昇

連邦統計局が10日発表した2010年7月のドイツの卸売物価指数は前年同月比で5.3%上昇し、これまでに引き続き大きく上がった。鉱石や金属、燃料の上げ幅が大きかった。卸売物価の前月比の変動率は-0.3%で、2カ月連続で低下

Dekra AG―非破壊検査のQSB買収―

技術監査大手のDekra(シュツットガルト)が同業のQSB GmbH & Co. KG(リュプベッケ)を1日付で買収した。非破壊検査事業を強化することが狙い。取引価格は公表しないことで合意した。 \ QSBは建

6月輸入物価9.1%上昇、10年来最高の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が27日発表した2010年6月の輸入物価指数は前年同月から9.1%上昇し、2000年11月以来最大の上げ幅となった。同物価の上昇率は世界景気の回復を受け今年1月にマイナスからプラスへと転換、その後ユーロ安

軽量・高硬度のアルミ炭素複合素材、シーメンスが開発

ロシアにあるシーメンス技術開発研究所(CT Russia)が、アルミニウムに炭素の同素体であるC60フラーレン(以下、フラーレン)を添加した新たなアルミニウム・炭素複合素材を開発した。アルミとフラーレンの微細構造をアルゴ

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