金融

ロシア大手銀VTB、英拠点の移転を検討

ロシア金融大手の国営VTB銀行は11日、英国の欧州連合(EU)離脱が決まったことを受けて、ロンドンにある欧州の投資銀行業務を統括する部門の移転を検討していることを明らかにした。英のEU離脱に絡んで業務移転に言及したのは、 […]

ギリシャに11億ユーロ追加融資、ユーロ圏財務相会合が承認

EUは10日にルクセンブルクで開いたユーロ圏財務相会合で、債務危機に陥っているギリシャに11億ユーロの追加融資を実施することを承認した。ギリシャが金融支援の見返りとして求められている構造改革を進めていると評価したためで、

ロシア大手銀VTB、英拠点の移転を検討

ロシア金融大手の国営VTB銀行は11日、英国のEU離脱が決まったことを受けて、ロンドンにある欧州の投資銀行業務を統括する部門の移転を検討していることを明らかにした。英のEU離脱に絡んで業務移転に言及したのは、大手金融機関

伊ウニクレディト、ネット銀子会社の株式20%売却

イタリア最大手銀行のウニクレディトは13日、傘下の伊ネット銀行フィネスコ・バンクの株式20%を売却したと発表した。財務改善に向けた資本増強計画の一部となるもので、5億5,200万ユーロを調達した。 ウニクレディトは業績不

ドイツ銀の米証券子会社、制裁金950万ドル支払い

米証券取引委員会(SEC)は12日、ドイツ銀行の米証券子会社ドイチェ・バンク・セキュリティーズが調査リポートをめぐる不正問題で、950万ドルの制裁金支払いを受け入れたと発表した。 SECによると、同社はリポートの公開前に

JCBがベラルーシ大手銀と提携、来春からカード利用可能に

クレジットカード大手のジェーシービー(JCB)は14日、海外業務子会社のジェーシービー・インターナショナル(JCBI)がベラルーシの政府系金融機関ベルインベスト銀行とJCBブランドのカードの取り扱いで合意したと発表した。

オスラム―中国の三安光電が買収に意欲―

中国の半導体大手・三安光電は10日、独照明大手オスラム(ミュンヘン)の買収ないし提携に向けて協議を始めたことを明らかにした。オスラムをめぐっては複数の中国企業の買収標的になっているとの観測が9月末に出ていた。三安光電によ

RHI―ブラジル同業と合併へ―

耐火物製品大手の墺RHI(ウィーン)は5日、ブラジル同業のマグネジッタと合併すると発表した。両社は製品、事業地域で補完性が高く相乗効果を引き出せると判断した。独禁当局の審査を経て合併手続きが2017年に完了すると見込んで

アルノ―ボスニア系企業が実質的に買収へ―

経営不振の独キッチン家具メーカー、アルノ(プレンドルフ)をボスニア系の独投資会社タホ・インベスターズ(Tahoe Investors)が実質的に傘下に収める見通しだ。タホはすでにアルノ株33.25%を確保しており、近い将

コメルツ銀行―ETF事業などを分離へ―

独銀2位のコメルツ銀行(フランクフルト)が上場投資信託(ETF)事業などを法的に分離する計画だ。バランスシート上のリスクを軽減し経営基盤の強化を図る戦略に基づく措置で、分離する事業は中期的に新規株式公開(IPO)ないし売

ライファイゼン銀傘下のズノーバンク、業務停止へ

スロバキアとチェコでネットバンキング事業を展開するズノーバンク(Zuno Bank)が、近く新規顧客の受け入れを停止する。親会社のライファイゼン銀行(オーストリア)と傘下のタトラバンカが事業と組織の合理化を目的に同行を吸

ライファイゼン中央銀行、東欧子会社RBIと合併へ

オーストリア金融大手ライファイゼン中央銀行(RZB)は5日、中東欧子会社RBIと合併する計画を発表した。自己資本比率を引き上げるとともに、グループ組織の透明性を高めるのが狙い。12月23日までに計画の詳細を公表し、来年1

国際協力銀、トヨタの露金融子会社に融資

国際協力銀行(JBIC)は6日、トヨタファイナンシャルサービス(TFS)のロシア子会社トヨタバンク(TBR)と、ロシアルーブル建ての限度貸付契約を締結したと発表した。TBRがロシアで展開する自動車ローン事業の資金となるも

ノルデアがABNアムロに合併提案、蘭政府の拒否で実現せず

スウェーデン金融最大手のノルデア銀行がオランダ大手銀行ABNアムロに合併を提案したが、オランダ政府の反対で実現しなかったことがこのほど分かった。オランダのNRCハンデルスブラット紙などが6日報じた。 消息筋によると、ノル

蘭保険会社デルタロイド、NNの買収提案を拒否

オランダ保険大手のNNグループは5日、国内同業のデルタ・ロイドに24億ユーロでの買収を提案したと発表した。これに対してデルタ・ロイドは7日、買収額が低すぎるとして拒否を表明した。 NNは時価総額で国内最大の保険会社。オラ

ライファイゼン銀傘下のズノーバンク、業務停止へ

スロバキアとチェコでネットバンキング事業を展開するズノーバンクが、近く新規顧客の受け入れを停止する。親会社のライファイゼン銀行(オーストリア)と傘下のタトラバンカが事業と組織の合理化を目的に同行を吸収することに伴うもので

オスラム―中国企業の買収標的に―

独照明大手オスラム(ミュンヘン)の買収に向けて中国資本が動いているもようだ。9月30日付『ハンデルスブラット(HB)』紙が製造業界と中国の金融業界、およびM&Aコンサルタントの情報として報じたもので、すでに複数

ABB―送配電部門の分離要求を却下―

スイス重電大手ABB(チューリヒ)のウルリヒ・シュピースホーファー社長は4日のアナリスト向け説明会で、送電部門を手元に残す方針を表明した。大株主である投資会社セビアン(スウェーデン)から同部門の分離を求められていたが、同

リュルッセン―競合B+V買収―

独造船大手のリュルッセンは9月28日、経営不振の同業ブローム・プルス・フォス(B+V)を英投資会社スター・キャピタル・パートナーズから買収することで合意したと発表した。買収金額は明らかにしていない。取引の成立には独禁当局

コメルツ銀行―新戦略発表、収益力強化へ―

独銀2位のコメルツ銀行(フランクフルト)は9月30日、新経営戦略「コメルツバンク4.0」を発表した。事業の選別・再編とデジタル化の推進を通して収益力を強化。歴史的な低金利、金融規制の強化、金融とITの融合に伴う事業環境の

低金利が民間健保を直撃、保険料大幅値上げへ

欧州中央銀行(ECB)の低金利政策は銀行だけでなく、保険業界にも大きなしわ寄せをもたらしている。低金利の長期化で保険料収入の運用環境が悪化しているためで、独民間健康保険連盟(PKV)は9月30日、民間健保の保険料引き上げ

日本とスロベニア、租税条約に調印

財務省は9月30日、スロベニア政府と租税条約に調印したと発表した。両国が租税条約を結ぶのはこれが初めて。二重課税を廃し、脱税・租税回避を防止する狙いだ。両国が批准手続き完了の通告を行ってから30日後に発効する。 財務省に

仏金融当局、英企業誘致へ規制緩和

フランスの金融監督機関である金融市場庁(AMF)と金融健全性監督破綻処理機構(ACPR)は9月28日、英国の金融会社が仏で事業を行う場合に必要となる手続きを簡素化すると発表した。英国のEU離脱を受けて拠点を域内の他の加盟

新民営化基金に国営企業を移管、ギリシャが法案可決

ギリシャ議会は9月27日、EUなどから金融支援継続の条件として求められている構造改革の関連法案を可決した。新たに創設する民営化基金に国営企業を移管することが柱となる。 ギリシャは金融支援の見返りに、国営企業の民営化を推進

トルコ国債、「投機的」水準に格下げ=米ムーディーズ

大手格付け会社の米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは23日、トルコの長期信用格付けを「Baa3」から投機的水準の「Ba1」に引き下げた。見通しは「安定的」。景気減速や投資環境の悪化を理由にあげた。トルコ政府は格下げ

トルコ中銀が7カ月連続利下げ、経済成長を優先

トルコ中央銀行は22日、翌日物貸出金利(上限金利)を0.25ポイント引き下げ、8.25%に設定した。利下げは7カ月連続。インフレ率は高い水準にあるが、経済成長率が伸び悩んでいることから追加利下げに踏み切った。主要政策金利

ソシエテジェネラル、ジョージア子会社を売却

仏金融大手のソシエテ・ジェネラルはこのほど、ジョージア子会社のリパブリク銀行(Bank Republik)を同国2位銀行のTBCバンクに売却することで合意したと発表した。TBCはリパブリク銀の株式93.64%を3億1,5

モビヴィア―ATUを買収へ―

欧州最大の独立系自動車整備チェーンである仏モビヴィア・グループは21日、経営不振の独同業ATUアウトタイレウンガーをヘッジファンドのセンターブリッジを中心とする投資家グループから買収することで合意したと発表した。欧州最大

ARAG―生保事業から撤退―

独保険大手のARAG(デュッセルドルフ)は22日、生保子会社ARAGレーベンスフェアジッヒャルングの株式92%をフランクフルター・レーベン・グルッペに売却すると発表した。低金利で生保事業の環境が悪化しているためで、今後は

建設業界が好調、16年売上予測引き上げ

独建設業全国連盟(HDB)は21日、今年の業界売上成長率見通しを従来の3.5%から5.0%へと上方修正した。上半期の成長率が前年同期比8.4%と好調だったうえ、同新規受注が18.1%増と急拡大したため。インフレ率を1.5

仏エンジーに不当な税優遇か、欧州委がルクセンブルクを調査

欧州委員会は19日、ルクセンブルクが仏公益事業大手エンジー(旧GDFスエズ)に不当な税優遇措置を適用した疑いがあるとして、調査を開始したことを明らかにした。同国にあるエンジーの子会社間の融資をめぐり、貸し手、借り手の双方

ギリシャのさらなる債務軽減が必要、IMFが指摘

国際通貨基金(IMF)は23日発表したギリシャ経済に関する声明で、同国の債務問題を解決するためには、さらなる債務軽減が必要との見解を示し、同措置に難色を示すEUに譲歩を迫った。また、金融支援の条件となっている財政再建につ

カイシャバンク、ポルトガル大手銀へのTOB開始

スペイン大手銀行のカイシャバンクは21日、買収を目指すポルトガル同業のバンコBPIに対する株式公開買い付け(TOB)を開始すると発表した。BPIの株主総会で、買収の障害となっていた議決権制限の撤廃が承認されたのを受けたも

ロイズ保険組合がEUに拠点設立か、英の離脱決定で

世界最大級の保険引受組合である英ロイズ・オブ・ロンドン(ロイズ保険組合)は、英国のEU離脱決定を受けて、EU内に拠点を設け、業務の一部を移管することを検討している。インガ・ビール最高経営責任者(CEO)らが22日、一部の

ソシエテジェネラル、ジョージア子会社を売却

仏金融大手のソシエテ・ジェネラルはこのほど、ジョージア子会社のリパブリク銀行を同国2位銀行のTBCバンクに売却することで合意したと発表した。TBCはリパブリク銀の株式93.64%を3億1,500万ラリ(約1億2,000万

トルコ中銀が7カ月連続利下げ、経済成長を優先

トルコ中央銀行は22日、翌日物貸出金利(上限金利)を0.25ポイント引き下げ、8.25%に設定した。利下げは7カ月連続。インフレ率は高い水準にあるが、経済成長率が伸び悩んでいることから追加利下げに踏み切った。主要政策金利

カーコスティクス―中国企業が買収へ―

独中堅自動車部品メーカーのカーコスティクス(レバークーゼン)は20日、中国の複合企業Liaoning Dare Industrial Company(徳爾グループ)が同社をカーライル傘下の投資会社アルプインベストから買収

ドイツ銀行―英生保子会社売却へ―

ドイツ銀行(フランクフルト)が英生命保険子会社アビー・ライフ・アシュアランスを英生保事業者フェニックス・グループ・ホールディングスに売却する方向で交渉している。ロイター通信が報じ、フェニックスが16日追認したもので、交渉

ドイツ銀に和解金140億ドルを要求=米司法省

ドイツ銀行は15日、住宅ローン担保証券(RMBS)の不正販売問題をめぐる米司法省との交渉で和解金140億ドルを支払うよう提示されたことを明らかにした。『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙の報道を追認した格好。司法省は同

米S&P、ハンガリー信用格付けを「投資適格級」に引き上げ

米格付け大手のスタンダード&プアーズ(S&P)は16日、ハンガリーの長期信用格付けをフォリント建ておよび外国通貨建てともに従来の「BBBマイナス」から「BBプラス」へ一段階引き上げた。これにより、ハンガリーは2

みずほ銀がチェコ投資庁と業務協力、日本企業を支援

みずほ銀行とチェコ投資庁(チェコインベスト)は16日、業務協力覚書を締結した。日系企業の同国進出を支援することが狙いで、みずほ銀はチェコインベストが持つ情報とノウハウを活かし、新規進出や現地企業との提携を考える企業をきめ

ユンケル欧州委員長、大型投資計画の拡充発表

欧州委員会のユンケル委員長は14日、欧州議会で一般教書演説を行った。英国の離脱決定で揺れるEUの求心力を高めることを主眼とする内容で、欧州委員会が域内の景気浮揚策の柱として打ち出した大型投資計画の拡充や防衛協力の強化など

ドイツ銀、米司法省が和解金140億ドル要求

ドイツ銀行は15日、住宅ローン担保証券(RMBS)の不正販売をめぐる問題で、米司法省から140億ドルの和解金を支払うよう求められたことを明らかにした。司法省は同様の問題をめぐる他の金融機関との交渉で、大幅に少ない和解金で

みずほ銀がチェコ投資庁と業務協力、日本企業を支援

みずほ銀行とチェコ投資庁(チェコインベスト)は16日、業務協力覚書を締結した。日系企業の同国進出を支援することが狙いで、みずほ銀はチェコインベストが持つ情報とノウハウを活かし、新規進出や現地企業との提携を考える企業をきめ

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