宝飾品や時計、筆記具の高級ブランドを展開するスイスのRichemont(ジュネーブ)が18日発表した2009年10-12月期(第3四半期)決算の売上高は15億8,500万ユーロで、前年同期から2%増加した。アジア・太平洋事業(日本を除く)が25%増の4億9,200万ユーロと好調で、他地域の事業の不振が相殺された格好。為替の影響を除いた実質の売上成長率は7%に上った。同社は第4四半期の2010年1~3月も増収を見込んでいる。
\足元の欧州では売上高が4%減の6億5,600万ユーロに縮小した。ユーロ高を受け域外からの観光客が購入を控えたことなどが響いたようだ。日本市場の売上高は12%減の1億9,100万ユーロと大きく落ち込んだ。アメリカ大陸も同2%減の2億4,600万ユーロに後退している。
\主要部門の売上高は宝飾品が5%増の8億3,700万ユーロ、時計が3%増の4億1,700万ユーロ、文具が1%減の1億8,300万ユーロだった。
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