タイヤのインターネット販売を手がけるDelticom（ハノーバー）が18日発表した2009年暫定決算の営業利益（EBITベース）は2,800万ユーロとなり、前年の1,640万ユーロから70％増加した。厳しい寒波が追い風となり冬用タイヤの需要が欧州各国で急増したことが大きい。ドイツの新車買い替え補助金も冬用タイヤの販売増につながった。
\売上高は20％増の3億1,000万ユーロで、増収幅は当初予測（10％）の2倍に達した。売上高に対するEBITの比率（売上高営業利益率）は9％を超え、同様に当初予想の7％を上回った。
\販売が急増した10～12月の売上高は前年同期比29％増の1億800万ユーロに拡大した。同社は需要が大きく増える可能性を踏まえ、在庫を早期に準備していたという。
\2010年は個人消費の悪化が予想されるものの、経営陣は売上成長率で10％を見込んでいる。売上高営業利益率については8％に低下するとの予想。
\Delticomは1999年の創業で、現在35カ国でネットショップ102店を展開している。100以上のブランドの商品2万4,000種類を店舗型の競合に比べ20～25％低い価格で提供できるのが強みだ。ネット販売市場が成長する余地は今後も大きいとみている。
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