高級車大手のDaimlerが独ジンデルフィンゲン工場で11日から臨時社員の投入を開始した。同工場で生産する上級モデルの需要が旺盛なためだ。広報担当者への取材をもとに14日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。
\販売が好調なのは中大型モデルの「Eクラス」と旗艦モデル「Sクラス」の新型車。Eクラスでは昨年11月から新たにコンビモデルが、今月に入ってからはさらにカブリオレが発売され、人気を呼んでいる。Sクラスは中国からの引き合いが強く、同国でのSクラス販売台数は昨年、世界最大になったという。
\こうした事情を受け同社は臨時工300人を採用した。契約期間は1~3月までとしているが、延長や採用枠拡大の可能性もあるという。一方、ジンデルフィンゲン工場以外では現在も操短が続いており、計1万人が適用を受けている。
\同社の昨年の販売実績は101万台で、前年から約10%減少した。今年は微増を見込んでいる。
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