米自動車大手General Motors(GM)の欧州子会社Opelで大規模な操短が行われているもようだ。『南ドイツ新聞(SZ)』が広報担当者への取材などをもとに15日付で報じたもので、1~2月にかけて独従業員の約半数に当たる1万2,000人強が該当するという。需要減などを受け生産調整を余儀なくされた格好。
\同紙によると、ドイツの4工場すべてが操短の対象となっている。規模が最も大きいのはボーフム工場で約4,800人が適用を受ける。操短が行われる日数は1月が計8.5日、2月が同9日。このほか、本来3シフトの勤務体制を1シフトとする日を2日間設ける。
\リュッセルスハイム本社工場では操短を1月に3日、2月に4日設定した。需要減のほか、Saab車の生産終了も響いている。ただ、3月からは人気の中型車「Insignia」をベースとしたGM車「Buick Regal」の生産が始まるため、稼働率が改善するという。広報担当者によると、同工場の2010年生産台数は09年実績の14万7,000台を上回る見通し。
\カイザースラオターン工場では3,000人、アイゼナハ工場でも1,500人が操短の適用を受ける。
\