企業ソフト世界最大手の独SAP(ヴァルドルフ)が14日発表した2009年のソフトウエア・メインテナンス売上高は前年比5%減の82億ユーロ(暫定値)に縮小し、2ケタ成長が続いた08年までに比べ大幅に悪化した。世界的な経済危機で顧客企業が投資を抑制したことが響いた。ただ、第4四半期(10~12月)のソフト販売が好調だったため、減少幅は同社予測の6~8%を下回った。
\09年の売上高営業利益率は27.5%だった。前年の28.2%を割り込んだものの、コスト削減の効果で同社予想の25.5~27%を上回った。
\第4四半期のソフト売上高は11億ユーロ。アナリストの事前予想(10億ユーロ程度)を上回った。
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