国際自動車連盟(FIA)加盟のドイツ自動車クラブ(AvD)は18日、携帯電話を利用した交通事故通報システムサービスを保険大手アリアンツのGPSサービス子会社Allianz OrtungsServices GmbHと共同で立ち上げると発表した。AvDによると、ドイツの自動車クラブが携帯電話版の事故通報システムを構築するのは今回が初めて。GPSを活用するため、事故サービスの利用者が電話口で説明するこれまでの方式に比べ現場の位置特定が正確かつ迅速に行えるようになり、重傷者の救命の可能性が高まるという。第2四半期にもサービスを始動させる予定だ。
\携帯電話では各基地局のカバー範囲が比較的広いため利用者の現在地の正確な特定が難しい。GPSを利用すると数メートルの誤差で位置特定ができるため、通報者は居場所の説明をする必要がなくなる。位置通報のプラットフォームには「LifeService 112」を利用する。
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